わたしは、来月、初級園芸福祉士養成講座を受講するので、
出勤前に、郵便局へ行き、受講料を振り込みしてきました。

NPO法人 日本園芸福祉普及協会
会長 進士 五十八
(東京農業大学教授・前学長)

花や野菜を育てて、みんなで幸せになろう。
一言でいえば、これが園芸福祉である。
私たちはこれまで、お金をいっぱい持つことで、幸せを得ようと考えてきた。
いわば、経済福祉である。
私は、これからは環境福祉の時代だと考えている。
より良い環境のもと、豊かな自然や歴史文化とふれあいながら、
ゆったりとした時間を過ごす。
しかもそれは、色んな仲間たちと交わる楽しさ込みの幸せだ。
園芸福祉は、環境福祉施策で最良のもの。
大きなムーブメントに育って欲しいと願っている。


青空のもと、様々な場所で営まれる植物の種子~発芽~成長~開花~結実〜収穫という
プロセスに幅広い年代の人々が参加して、
植物と接し栽培する楽しみや喜びを共有することが園芸福祉活動です。

園芸福祉の活動は、代替治療の分野から環境保全や地域・街づくり、
さらに、情操教育や生涯学習、高齢者や障がい者福祉まで、
幅広い分野での活用が考えられます。
それも、それぞれの家庭ばかりでなく近隣や地域社会のなかで、
人々と交流しながら、楽しい時間の過ごし方や、
それを体感できる場所や空間を作りあげていく活動です。

園芸福祉の実践活動を地域のなかで円滑に推進するうえで、
必要と思われる全般的な知識や実践ノウハウを修得してもらい、
地域に根付かせ、大きな輪に育てていく役割を担える人材養成を目的としています。


わたしの勤める施設は、園芸福祉について、消極的です。
今年度の目標に、園芸福祉について勉強をすると掲げたら、
なんの意味があるんだと、言われてしまいました…。

もし、試験に合格して、初級園芸福祉士になれたら、
園芸福祉を実践している積極的な施設に、すぐに転職しなきゃ(笑)