まえがき
Twitterには毎日いますがアメブロに出てくるのはおよそ半年ぶりになるみたいですね。
…え?半年??大学受験期間中に折立に通った話が最後の更新ですかい…まじかぁ。
あのときは、まさか9624が飯塚に転属して、バリバリ走るようになるとは微塵も思っていませんでしたね。多分西鉄の内部の人以外は誰も読めなかったと思います。
さて、今回のブログのメインは大分バスです。9/10~13までSUNQパス北部九州+下関・長門版で福岡県北部と大分県のバスをたくさん楽しんできたので、その様子を記します。
なお、10日と11日は諸事情により写真を撮れていないので、13日のみの紹介となりますことをご容赦ください。なお、最初の2日分もいずれ紹介するつもりですが、それはブログでは予定していません。動画編集って面倒なんですよねぇ…
本来、3日目は熊本か長崎の予定だったのですが、3日間同行する予定だった友人が行けなくなったため、大分市を選択しました。祖父母の家が父方、母方ともに大分エリアにあるため、何も知らない熊本/長崎より動きやすく、もし帰還できない事象に見舞われても助けを呼ぶことが出来る、という理由です。
その友人には1か月も前から約束を取り付けていたのに、なんでダメになったんでしょうかねぇ…(愚痴)
ほんへ
まえがきから、うまく本編に導入する文章を3分ほど考えましたが、段々考えるのが面倒になってきたのでさっさと本編に入ります。
ちなみに、ほんへは打ち間違いではないです。打ち間違いが由来のようですが。
大分行きの高速バスとよのくに号に乗るところから書こうかと思いましたが、これも面倒になったのでやめます。大分に着いたところから始めましょうか。
1本目のバス 11 古国府循環(大分駅前) 古国府循環線
最初に乗るのは、古国府循環です。なぜこれを選んだのかというと、「古国府循環は素晴らしい」という文言をどこかで見かけたからです。
1本目のバスです、ここでどんな車両が来るのかは結構大事なところですよ…!?!?
中央通り③にて、真っ暗なのは許してくれ。
やったーーー!!!乗りたかったやつじゃねえか!!!!!
大分200か141 12782
日野レインボー KK-RJ1JJHK改
車両の全体が見たい方へ、別日撮影の同形式。
大分200か134 12781
でましたよ、一発目からゲテモノ(褒めてる)が。大分バスは日野が大好きなのですが、九州のバス事業者なので西工に頼んで、96MCでKK-規制の日野レインボーを作ってもらっています。たくさん。福岡の民としてはKK-RM系にしか見えないでござる。
実際に乗ってみると車内はこんな感じ。
着席重視の座席配置で、一部の座席には網棚も。
日野のバスといえば、FFシフトの“ツーカツー”ですが、車内にはほとんど聞こえませんでした。ただ、降車してから発進するところを見ていると聞こえたので、純粋に静穏性が高いのだと思います。乗りながら聞けなかったのは残念ですが、整備が行き届いている証でもありますから、これからもまだまだ活躍することを祈るばかりです。
大道トンネルを通過後、突然左折し片側一車線追い越し禁止の道路に突っ込み、南太平寺から薬師堂前までの住宅街では高齢者の乗車が続きました。道中で車窓を一切撮っていないので実際に風景を伝えられないのが惜しいですが、まあ片道30分程度の短い路線なので実際に乗るのが一番早いかと思います。
今更ですが、大分バスはとんでもなくぶっ飛ばします。
西鉄にはデジタルタコグラフとかいうとんでもねえ機械があるので、レッドゾーンに引っ張るもんなら警告音と営業所のお偉いさんに怒られますが、大分バスではそんなの知らねえよバーカと言わんばかりの発進。いや、多分西鉄が遅すぎるのだと思いますが、とんでもなく速い。
なのに、車両の整備が行き届いているからかエンジン音がやかましいわけでもないんです。
空調の動作しない春秋に行けば、静かにぶっ飛ばすこと間違いなし!…だと思います。
もう私は次の大分入りを検討中です。
9:21 中央通り → 9:47 県庁正門前
なお、中央通り③から古国府を通り、県庁正門前まで乗車しましたが、県庁正門前がめちゃくちゃ暑い上に日影が全く無く、しかも日傘は前日に西鉄バスの車内に忘れたため詰み。どうしようもなかったためすぐ後のバスで中央通りまで移動。ここだけバスを撮れていませんが普通のレインボーⅡだったし、いいか。
3本目のバス L20 大学病院 大学病院線
1本目はKK-RJとかいう大分バスの象徴的車両に乗れましたが、やや短距離の乗車で正直物足りない。中央通りで次のバスを待ちます。
次に乗るL20というのは、大分大学医学部の大学病院行き(というか、普通は1県に1つしか大学病院は無い)なのですが、この大学病院は大分市ではなく、由布市狭間町にあります。
また、大学病院線には他に向之原駅、国分団地、赤野(喜多里団地)など発着の派生系統があり、向之原駅そばの向の原からは長湯・久住行きのコミュニティバスにも乗れます。
路線紹介が長引きましたが、そんな大学病院線の車両はコチラです。頼むぜ~~~
「ごめん、日野レインボーなことしか分からん」
大分200か532 12861 大分南営
日野レインボー KC-RJ1JJCK改
ッスウ…
車番がさっきのより新しいのになんでコッチの方が古いねん!
大分バスは、中古車もやってきた順に新車と通しで車番を割り当てているっぽいですね…
こちらもツーカツーは控えめでしたが、車外でははっきりと聞こえました。
京浜急行バスからやってきた個体のようで、確かに座席の生地がそれでした。
大学病院線は中尾バス停から始まる急な坂を上る区間でとんでもなく踏み込むので、ここでエンジン音に集中してみるのがオススメです。
10:16 中央通り② → 10:49 大学病院
4本目のバス L26 大分県庁前(コンパンホール入口) 大学病院線
大分200か845 12920 大分南営
日野レインボー SKG-KR290J2
L20は大分市街~大学病院間の運行ですが、L26は大学病院の先の向之原駅発着です。
とはいえ、大学病院線は大学病院~大分市街の経路は全て同じなので来た道を引き返すのみですので、特に語ることはありません(おい)。
なお、この後は佐伯行き急行に乗る予定だったのですが、ふと気づきました。
祖父母宅が大分にあることを前述しましたが、帰福する際に大分駅前でよく大分バスを撮影している私、案外大分バスの車両は知っています。
「佐伯急行は古いバスが入るイメージは無いし、そろそろ大型の古いバスに乗りたいなぁ」
…
11:00 大学病院 → 11:31 大分駅前8
5本目のバス H21 田尻グリーンハイツ北 府内大橋経由寒田団地・光吉台団地線
ブレブレだけど、突然来たからしょうがないね
大分22か2120 12746 大分南営
日野ブルーリボン KC-HT2MLCA
大分駅前着が11:31。横断歩道を渡り駅前乗り場に着いた瞬間、大分バス名物の大型ツーステがやって来たので慌てて撮ってそのまま飛び乗ります。
西鉄バスでは、7316や5318で最後まで生き残っていた、鋼鉄製の中ドアです。西鉄のものとは若干色合いが異なりますが、それでもつい最近まで乗れた“古いバス”の雰囲気を感じられてうれしかったです。あと、中ドアのガラスにこういうシールが貼ってあったのもとても懐かしいですが、西鉄のはどんな内容でしたっけ、バスカード関連??
記憶の中の西鉄KC-HTと比べてみましたが、様々な点が異なるように感じました。
まず、なんか車長が短い気がする。
…これは実際その通りで、西鉄の方(標準尺)が大バ(短尺)より0.4m長いそうです。
また、床が少し高いように感じました。西鉄は低床+扁平タイヤなどでツーステップバスでも徹底的な低床化を図っていました。12746が扁平タイヤなのかは分かりませんが、乗車時に段差が高いと感じたのは印象に残りました。多分標準床です。
【参考】西鉄バス 桧原営 7316
日野ブルーリボン KC-HT2MMCA
…やはり大バの方が床もホイールアーチも高いように見えます。
なお、エンジン音やギヤチェンジ時のツーカツーはこちらもあまり聞こえませんでした。
西鉄のFFシフト搭載の日野大型車だとほぼ聞こえるのに、ここまで聞こえないともはや何が違うのかが不思議になって来ます。
ふじが“丘”と言うだけあり、アップダウンの激しい路線でした。光吉付近から始まる山登りで迫力あるエンジン音を楽しむことができたほか、エンジンブレーキを強烈に効かせて急勾配を下りるなど、ふじが丘行きでも大分駅行きでも楽しめる路線で、かなりオススメ。
このバスは田尻GH(グリーンハイツ)行きでしたが、そこまで行くと折り返しのバスがかなり少ないため、ふじが丘山手で降車しました。
ふじが丘山手までなら、毎時2本(但しダイヤ構成が別系統のため運行間隔が悪く、実質毎時1本)あるほか、日中はパークプレイスに抜ける便もあるため、無計画で来ても何とかなります。
すんごく楽しかった。乗れば分かる。
リヤは案外普通だが、2つある後退灯、真ん中のスピーカー(?)が特徴。
LED式の乗降表示灯と香ばしい排ガスのコンビはなかなかおもしろい。
13:33 大分駅前3 → 13:51 ふじが丘山手
6本目のバス F20 大分駅前 府内大橋経由寒田団地・光吉台団地線
F20の前に来たK12。明磧(あけがわら)は初見じゃ多分読めない。
ん?なんかこのナンバープレート見覚えがあるような…?
同じバスやないかぁ~~~い!
まあ、ハイバックシートで快適なので嬉しいんですけどね。
西鉄の場合、例えば「諸岡線」で44、45、45-1、Lをまとめて旅客向けに案内していますが、運用も実際に諸岡線のみで車両を回します。(間合いなどの例外はあるが、それはほんの一部)
ただ、大バは旅客向けの案内での路線名の設定と実際の運用は異なるようで、それが他所から来たマニアには複雑なところです。そもそも、大バには大分中央、大分南、佐伯の3つしか営業所が無いため、効率的な運用を組もうとするとどうしてもこうなるんでしょうね…
このバスは元町経由。元町は久大本線古国府駅付近のバス停で、実際に線路沿いを走ります。1本目で乗った11番古国府循環も元町経由大分駅行きでした。
12:19 ふじが丘山手 → 12:53 大分駅前降車場
大分駅に着いた後は、駅近くの店で本来行く予定であった佐伯の名物らしい佐伯ラーメンを食べましたが、背脂ばかりで正直美味しくなかった。多分あれはハズレの店だ。
背脂が濃いのは良いけど、ベースのスープの味が弱すぎるのはダメ。もったいない。
7本目のバス E41 明野団地(大分駅前) 明野団地線
マズいラーメンにガッカリしたまま駅前に戻りますが、ここで奇跡が起こります。
乗車時には撮れなかったので、折り返しで撮影した画像です。
丸目の58MC!?!?
本当に生きてるんや…
大分22か1954 12707 大分中央営業所
1994年式 日野レインボー U-RJ3HJCA
Twitter(自称X)でしか拝んだことが無いような車両が登場。
角目58MCは雑餉隈に居た5021など、福岡市内でも5, 6年前まではギリギリ見られましたが、その上を行く丸目58MC。西鉄にも同型車は多数在籍していましたが、銀色の二段サッシ窓が見た目をより古そうに印象付けます。西鉄はこの時期は逆T字窓でした。
また、同型式は角目で翌年にも1台導入されており(12717)、そちらも現役のよう。
ちゃんとツーステップバスです。
ドアブザーは森尾の低音でなかったので驚いたが、まあ会社違うし、うん。
鋼鉄製の中型車の中ドア4枚折戸とか何年ぶりに見ただろうか…
折り戸どうしが当たるところ(真ん中)のゴム、こんなに厚かったっけ?
こうやって見ると中型バスらしい。
足元の紺色のシールが無いのが違和感。
これまで数々のFFシフトの車両に乗ったもののあまり聞こえませんでしたが、この12707はよく“ツーカツー”が聞こえました。ただ、冷房が客室最後部にあるため、これが大変やかましく動画に撮るとかき消されて全く聞こえないというオチ付きです。リベンジ決定。
大分駅前降車場から、要町へ回送。
柵と被ってますが、側面・後ろはこんな感じ。ツーステとはいえ、「人にやさしい 超低床バス」の文言がありますが、置き換えた相手はハンペンやカマボコなんですかね…?
あと、中ドア左の広告枠の中に社紋がありますが、シールでは無く凹凸のある金属製のちゃんとしたやつっぽいですよね。
13:30 大分駅前3 → 14:15 大分駅前降車場
令和顔エアロスターと新ジェイに挟まれるの図。
昔の日野レインボーは丸目1灯でしたし、ある意味時代への逆行?
このテールライトはバス協テールやら米粒テールやら言うらしいですね。
そして相変わらずLED式の乗降表示器。
※公道上よりズームして撮影。
逆光だぁ…
要町14:48始発 D30 一里塚行きとなり発車。
3日間も朝早くからバスに乗った疲れが来ており、また福岡着の時間を考えて、ここで大分バスの旅を終えることにしました。とよのくに号の時間まで大分駅前でバス撮り。
光線的には良くないですが、まあ暇つぶしですしお寿司。
大分22か1947 12699
日野レインボー U-RJ3HJCA
12707と同い年の94年式だそう。西工でない4枚折戸は新鮮…
大分22か2160 12757 大分南営
日野ブルーリボン KC-HT2MLCA
これで向之原駅まで行けるのスゴイなぁ…
大分駅前で少し撮ってから中央通りトキハ前まで移動し高速バスの座席を確保し、帰福。
乗車したのは7台(実際には6台)という数に対し、とても濃かった1日でした。
春あたりにもう一度行きたいですなぁ。
以上
2024.09.27