第一話 「使徒襲来」
第一話 「使徒襲来」
草木も眠る丑三つ時
どこかから聞こえる音
カリッ カリッ
部屋には僕しかいないはずなのに
いる
確かに気配を感じるのです
怖くなってあわてて電気をつけました
部屋を見回してみても誰もいません
カリッ カリッ
「まっ、まさか」
音は部屋の隅のほうから聞こえてくる
確かめねば眠れまい
勇気を振り絞り
手元にあったジャンプ(15巻)を投げてみた
カサカサカサ~
!
「ごっごっごっゴキブリー!!」
ものっそいでかいゴキブリが
軽く見積もってもカブトムシのメスぐらいはあろうかというゴキブリが
ゴミ箱から本棚の裏へ高速移動
「うおっ 超はええ! 無理 無理」
何でやつらはあんなに早く動くのよ
コチラ デルタ1
現在敵ノ襲撃ヲ受ケテイル
至急援護ヲ求ム
鳴きそうな声で弟を呼び出す俺
やつら相手にはこの戦力では太刀打ちできん
武器(ゴキジェット)だ
武器(ゴキジェット)が来るまで持ちこたえるのだ
「ええい! 増援はまだか!」
準備ちう(-。-;) 第2話へ続く

バカ渋テキストサイトアジトヘ帰還する
ワンワンパラダイス
ワンワンパラダイス
昨日は久々の深酒でぐでんぐでんになって帰ってきました
朝起きたら部屋が大変なことになってきました
順を追って思い出してみましょう
深夜3時ごろ酔っ払いの俺さま帰宅
↓
小腹が減ったのでサッポロ一番を作る
↓
ラーメンできて部屋に運び飲み物を取りに行く
↓
お茶を手にし部屋に戻る
↓
ちょうどバカ犬ムーが俺様のラーメンを食べようとしている
↓
思いがけない熱さにサッポロ一番をぶちまける
↓
そのしぐさに俺、大爆笑
↓
プリンター、サッポロ一番かぶる
↓
その隙にムー逃亡
↓
とりあえずムー追いかけておしおき
↓
部屋に戻り事の重大さに気づく
↓
ここでさすが俺様、掃除機で汁を吸い出そうと考える
↓
バチッって言って掃除機止まる
↓
掃除機の音でムー、様子見に来る
↓
ムー追いかけておしおき
↓
部屋に戻りそんな事してる場合じゃないことに気づく
↓
プリンター裏返しにして振ったりする
↓
なんか気持ち悪くなってきたので寝ました
被害
プリンター 19,800円 掃除機 8,000円 ワンピース16巻 400円
むかついたんでその日は散歩行ってやりませんでした
鍋伝説
鍋伝説
今日はアジトに届いたメールに答えてみましょうかね
やめましょうかね
みましょうねっって事で最初のおはがき
Q うちの父が鍋奉行で家族で鍋をやるとうるさくて困っています。どうしたらいいでしょうか?
お父さんは鍋奉行ですかー
鍋をやるたびに「野菜も食べなさい」とか「肉はまだだ」とかうるさそうですねぇ
そんな鍋奉行のお父様を黙らせるには
自分より上の存在がいるという事をわからせてやればいいわけです
実は日本にはおいしい鍋の普及を目的とする
「日本鍋物協会」通称JNAというのがあります
JNAが規定する「基本鍋物取り扱い者」のランクわけは以下のとおりです
まず1番下が「ナベ初段」
野菜メインで食べます
次が「ナベ同心」です
野菜・キノコ・トウフなど
肉以外のものなら自由に箸を伸ばせます
ならびに「ナベ隠密同心」というのがあり
これはナベ同心がどうしても肉を食べたい時に
人目を盗んで肉を食べる時です
ランク的にはナベ同心といっしょですが
便宜上こう呼ばれており、死して屍拾う者なしなんです
そして「鍋奉行」
その上に「鍋将軍」が君臨します
事実上、国内鍋取り(鍋物取り扱い資格取得者の略)としては最高ランクに位置します
さらには国内を出て、全世界の鍋にうるさいのが「プレジデントナベ」です
INA(International Nabe Assocation)が
2年に1度だけ選出する世界一の鍋取りです
事実上世界最高峰の鍋権力者です
また鍋業界に古くからまことしやかに流れているうわさなのですが
世界各地に鍋伝説をを残し人々に語り継がれる伝説の鍋取りがいるそうで
その名も鍋神さま
古くは平安時代から歴史にその姿をあらわします
こと、鍋に関しては天皇より権力を持っていたそうで
時の天皇、桓武は「ねらっていた肉をとられていとくやしけれ」と歌っています
(新古今鍋集より)
