退院し、車で1時間ほどかけて自宅に帰りました。
父と母とは、病院でそのまま別れました。
家まで来ると、帰宅するのに更に遠くなってしまうので(^_^;)


棺には窓がついていたので、開けて一緒にお外を見ながら帰りました。
とてもよく晴れた、気持ちの良い天気でした。

私自身も、約1ヶ月ぶりの久しぶりの外の景色と空気に、

あぁ、久しぶりの外の空気だぁ〜おねがい
気持ちいいね〜✨

と、優翔とのドライブを満喫しました。

病院の窓は開けられない仕組みになっていたので、本当に久しぶりの外の空気に、感動していました。

外の空気には、色んなにおいがする。
草のにおい、土のにおい、川のにおい、車のにおい、工場から出る煙のにおい・・・。

そんなこと、今まで気づかなかったけれど、それだけで、なんだか嬉しくて、感動しました。


帰宅して、優翔も一緒にお家に帰ってきました。

棺が大きかったので、パパは少し大変そうでしたが(^o^;)

まだまだ暑い季節だったので、クーラーを少しキツめにかけました。

帰宅してからは、棺の蓋はほぼ開けっ放しでした。
パパは、ドライアイスが溶けるのを心配してたみたいですが、クーラーもキツめにかけてるし、明日の朝一には火葬してしまうので、お顔を見れるのは今のうちしかない。

帰宅してからも、私はずっと優翔の顔を見ておきたくて、棺の横に座り込んで、動きませんでした。

パパが娘の世話や晩ごはんの準備など、全てしてくれました。

産後まだ2日目&切迫早産での入院生活で、筋力が落ちていて、普通に動くのがしんどかったっていうのもあったんですが(^o^;)

病院でのベッド生活から一変、床に布団&低めのテーブルと座布団の生活は、トイレに立ったり座ったりするだけで結構筋肉を使うようで、特に何もしていなかったのに、夜には体が鉛のように重くなり、お風呂に入った後は布団に撃沈してしまいました。

ベッドでは座るにしても、ずっともたれた状態だったので、普通に座り続けるだけの筋力すら、低下していたんだと思います(´・ω・`)

私が撃沈している横で、娘がアンパンマンのぬいぐるみと一緒に、優翔のお顔を覗き込んだり、ちょうちょのマスコットを、お花に囲まれた優翔の周りに飛ばせて見せてあげたり、ガラガラ付のオーボールを一生懸命振って、遊んであげたりしてくれました。

このガラガラ付のオーボールは、引越してきてからはじめて出来たママ友から、お下がりで頂いたもので、貰った当初は、

「〇〇ちゃんにくれたの爆笑?」

と勘違いしていた娘でしたが、

「違うよ、ぽんちゃんにくれたのよ。ぽんちゃんが出てきたら、一緒に遊んであげてね。」

と言っていたものでした。

その約束をしっかり覚えていてくれて、ちゃんと実践してくれたことに、涙が出ました。

こんなに良いお姉ちゃんなのに・・・。
きっととっても優しいお姉ちゃんになれたはずなのに・・・。
お姉ちゃんになるって、あんなにはりきっていたのに・・・。

明日にはもうお別れしないといけないなんて・・・。

切なかったです。