部屋に一人になり、
あぁ、めっちゃ咳出て体調悪そうだった同室さん、大丈夫かなぁ。
看護師さんに、伝えそびれちゃったなぁ。

って、しばらく気になってました。

自分のこと考えるより、他人のこと考えてる方が楽だったのかも。

主人に電話で、赤ちゃんの心拍が乱れているから、MFICUに移動になったことを伝えると、とりあえず来るとのこと。

そして、喉が乾いて気づく。お茶がもう無い・・・。

病院ではお茶や水などは提供されず、いつもは主人が着替えなどを持ってきてくれる時に一緒に水やお茶を持ってきてもらっていました。
安静度は病棟内だったので、無くなった時は点滴連れて、談話室の自販機まで自分で買いに行ったりしていた。

MFICUに来たけど、談話室まで買いに行っていいのかな・・・?

分からなかったので、看護師さんが部屋に来たタイミングで聞いてみた。

「あのアセアセお水無くなっちゃったんですけど、自販機まで買いに行ってもいいですか?」

すると、

「そっか、今までは買いに行ってたんやもんねアセアセ
 うーん・・・。
 あっ、私が買ってくるよ。何がいい?」

と言って下さったので、お金を託して買ってきてもらいました。

忙しいのに申し訳なかった(^_^;)

MFICUの部屋では、ずっと手術着を着て過ごさなければいけないらしく、看護師さんが手術着を持ってきました。
スナップボタンですぐに脱がせられるようになっていて、ズボンも無いし、なんだかスースーして落ち着かない。

食欲は無かったけど、なんとかお昼ご飯を食べる。

15時頃に主人が到着。

そして、医師との話し合い。

小児科Dr.と主治医、そしてベテランB先生、担当看護師さんが部屋に来て、今後の治療方針について考える。

赤ちゃんの心拍が乱れているため、早めに出した方が良いとのこと。

しかし、まだ33週になったばかりで、赤ちゃんの大きさも小さく、肺の機能が未成熟であることが考えられるので、肺の成熟を促す筋肉注射を2回打ってから、来週中に帝王切開で出しましょう。
という話になった。

この時の赤ちゃんの推定体重は1700㌘。

しかし、実際に出てきた我が子は更に小さく、1400㌘しか無かった。

ただでさえ沢山奇形があるのに、まだ小さいのに、出してちゃんと生きられるのだろうか・・・。
手術に耐えられるのだろうか・・・。

そう思っていると、医師からイグジット手術の提案がされた。

イグジット手術とは、帝王切開でお腹を開いた状態のまま、へその緒が母体と繋がった状態のまま、お腹から出さずにその場で赤ちゃんの手術をするというものだった・・・。