早いもので気づけば大晦日ですね。
ありきたりですが、少し1年を振り返ってみようと思います。
★復職
深く落ちた鬱の闇から、なんとか復職にこぎつけることが出来ました。放射線治療の味覚障害が回復しないことへの辛さが溜まりに溜まり、2024年は悔しさや悲しみから深い闇に落ちてしまいました。2025年はそこから這い上がった1年。リワークデイケアで心を立て直し、何とか4月の復職から9カ月を駆け抜けることが出来ました。
けして、リワークデイケアで大きく心が変わった訳でもなく、味覚障害が劇的に回復したわけでもありません。ただやはり仕事とは社会との大切な接点だなと休職して痛感しました。ほんとに辛い日々を生きていたので、休職したことへの恥の感情は一切ないです。でもずっとその場所に居続けることはけして楽ではなかったです。リワークデイケアの仲間が復職していく姿を見ながら少しずつ復職したいという思いが強くなってきました。
久しぶりに踏み入れた職場は、懐かしいけど、身体が萎縮してしまう…そんな雰囲気でした。
上司にもありのまま話、出来ないことは出来ないとはっきり伝え、プライドよりも「どうしたら息長く働けるか」を最優先に考えてやってきました。
有休もたくさんとり、自分をいたわりながらやってきました。
妻もそんな僕をいつも「ほんと頑張ってる」と優しく励ましてくれました。
2026年も、とりあえず今のペースを維持し働いていきたいです。
★口腔上皮異形成と粘膜の悪化
繰り返しブログにも書いてきましたが、この1年で、放射線治療の晩期障害が顕著に出てきました。治療から10年。。今さら何故?と何度思ったことか。でもこれが放射線治療の恐ろしさなのだと受け止めています。ただ舌の大半を切除することを回避させてくれた放射線治療。後悔の気持ちはありません。
ただ粘膜の悪化で刺激物を全く受け付けなくなったのはかなり悔しいし、ダメージが大きいです。特に大好きだったカレーをもう一生食べれないのかなと思うと鬱の闇が顔を覗かせることもあります。ある程度受け入れては来てますが、一生このままと決まった訳ではないので2026年も何か模索したいと思います。深入りしない程度に…
そして頬粘膜や歯肉に白いものが出来、生検の結果、前癌病変の口腔上皮異形成だと。治療方法は切除…さらに抜歯…抜歯すれば骨髄炎になるかも…どんどん悪い妄想が広がり苦しみましたが、今はとりあえず変化なしなので、日常からは追い出すようにしました。一通りは調べまくりました。あまり良い情報もありません。もう調べつくし疲れたのでこれ以上調べるのはやめにしました。ほんとにやばくなったときにまた調べよう!そんな気持ちで行くことにしました。
★家族
妻はいつも優しく見守ってくれていました。感謝しかありません。妻自身も育児で精神不安程になっていましたが、僕の心身が一番大事だとよく言ってくれました。休職中もけして責めたり、復職を焦らせたりすることはなかったです。でもやはり復職をして少しエネルギーを取り戻してからの方が家族関係は良くなったと思います。子供も成長し、色んなとこに出かけることが出来ました。特に徳島への旅行、日帰りの姫路旅は印象に残っています。また小豆島を一人旅し、バイクで島の風を感じたことも素敵な思い出になりました。久しぶりに楽しい気持ちで好きだった旅が出来たことが嬉しかったのです。
★春の星を一緒に
僕の好きな作家さんに、藤岡陽子さんがいます。元看護師で、人の生と死や家族のあり方、幸せの意味などを温かく綴る作風が大好きです。
今年最後に読んだ本が、ブログタイトルにもしている「春の星を一緒に」
https://www.shogakukan.co.jp/books/09386761
シングルマザーの看護師が人生岐路で緩和病棟の看護師になり、奮闘するストーリーです。
僕自身が癌を経験したからというのもあるかもしれませんがそれを抜きにしても、「人の温かさ」「人の生々しさ」「生きる意味」「幸せ意味」などを問いかける傑作でした。今年…いや今まで読んだ小説の中でも屈指の名作で心が温かくなりました。慈愛のまなざしが全編を通してあります。
派手さはなにもありませんが、刺さる一冊です。僕の拙い言葉ではうまく伝えられませんが、少しでも興味をもっていただけたら是非読んでみて欲しいです。
年の瀬にこの本に出会えたことに感謝です。
物語の中の「春の星を一緒に」とは少し意味は違うでしょうが、2026年、それ以降も、家族や僕と繋がってくださる方と星を見つけられるような人生にしていきたいと思います。
皆様、良いお年をお過ごしください![]()