先日、大阪市東住吉区役所で開催された

「認知症区民フォーラム」に行ってきました。

その中で寸劇があり、認知症になった女性が「財布がない、財布がない」と娘を疑い、喧嘩になり、家族で一緒に探すという場面がありました。


ただ、私の父も認知症になった時に

「財布がない」と言うことがよくありましたが、劇のようにすぐに見つかることはなく、本当に困ることが多かったです。


財布以外にも、家の鍵や自転車の鍵、保険証の入ったカバンなど「大事なものがない」と電話がかかってくることもあり、どうしたらいいか悩みました。


そこで何かないか色々調べて見つけたのが

キーファインダー です。

なくしたくない物に取り付けておくと、専用のリモコンでボタンを押すと「ピピピ」と音が鳴り、どこにあるか探し出せるというものです。


父の財布も、押し入れの中や布団の下、タンスの中、テレビの後ろ、台所の棚の上、洗面所、さらにはトイレの中まで…色々なところから音が鳴り、見つけることができました。


キーファインダーがない頃は家中を必死で探し回り、なかなか見つからずに再発行した後に見つかったりと大変でしたが、使い始めてからは一緒に音の鳴る方へ行って、「こんなところにあった!」と父自身に見つけてもらえるようになりました。

「見つかってよかった、よかった」と笑顔になり、宝探しのような感覚で探すことができたのは、本当に助かりました。


もしご家族に認知症の方がいて、「ないない」と疑われたり探し物に困っている方がいたら、キーファインダーの存在を知っておくだけでも安心につながるかもしれません。


Amazonなどで2,000円ほどで購入できますので、気になる方は一度調べてみてください。