いくら好きなことで起業するにしても、自分だけ好きで、
周りの共感を得られないのでは商売になりません。
共感の程度=売上と言っても過言ではないので、まずは辛辣なことも
言ってくれる周りの人に、自分たちの商品(料理)について、
意見、感想を求める必要があります。
私たちは自宅に家族や友人を呼んで、自分たちが考えている商品を提供しました。
そこで一定の評価というか感触を得て、週末起業を決意しました。
当たり前のことのように聞こえるかもしれませんが、
独りよがりになっていないか、一度立ち止まって見ることが必要です。
週末起業と言っても、ある程度の投資が必要になりますので。
問題は一定の評価とはどの程度の評価か。
私が重要視したのは、10人に1人ぐらい、こちらが「絶対店出せる」と言われるぐらい
とても気に入ってもらえるかどうか、です。
起業内容にもよりますが、飲食店は参入障壁の低い業種で、
誰でも起業できてしまうので、人と違うことをしなければなりません。
10人中10人に、程々に気に入ってもらえるような料理だと、
資金力のある大手が断然有利で、小さなお店はあっという間に潰れてしまいます。
10人中10人に、とても気に入ってもらえればいいのですが、
それができれば天才シェフです。
ごく一部の人でもいいので、強い共感を得られるような料理を準備することが重要です。
次回は家族や友人の感想を聞きすぎない、を記します。