私が日本に帰りたいと思う理由のひとつに、アメリカの医療体制に対する不安があります。

そもそも夫がアメリカに帰りたいと言い出した時、真っ先に感じた不安もこれでした。

それでなくても病院のお世話になることの多い乳幼児が一緒ならなおさらね。

それまでアメリカに大きな興味がなかった私ですら、「どうやら米国というところは医療費が高いらしいぞ」ぐらいは知っていたんだけども、いざ来てみたら想像の斜め上だった。


まず保険が高い。

アメリカでは民間の保険が大半を占め、月々の保険料とカバー率は比例します。(それでも日本の医療費の安さとは比べ物にならない) 所属してる会社が何割か負担してくれる場合もあるけど、毎月10万以上払ってるなんて人もザラ。


診察がテキトー。

子供が体調不良で小児科に連れて行ったら、子供には指一本触れずに私から話を聞いただけで薬を出す。

案の定治らず、後日再受診するハメに。


長男は4歳の時、突然の嘔吐が止まらず、水分も摂れなくなったため受診。脱水症状で顔は土色、目は落ち窪んでいたのに、医療行為は無し。 ちなみに「たぶんノロかロタだと思うけど、検査してどちらかわかったところで何もできないから自宅で安静にしてて」とのこと。


あとはこんなん もあるよ。


とにかく、システムがクソ。 (失礼)

何ていうかもう・・何もかもテキトーなの。

アメリカの医療関係記事コチラ をご覧ください。


ちなみに私は住んでいるところはド田舎だけど、決して貧困地域というわけではありません。

都会に比べると病院の数も少ないし、専門的な医療行為を受けるには限度があると思うの。

かといって、夫の家族がいるこの土地以外、アメリカ国内で住む必要も感じないし。


これから年齢を重ねていくと、なおさら不安だよね。

こちらでナースをしている友人曰く、「結局最後はお金が物を言う。」だそうで。

そりゃね、それでもここに住んでいたいと思えるような何かがあるとか、こんなもんだと思えればいいんだけど、日本で国民保険の恩恵を受けていた私としてはやっぱり比べてしまうわけ。


まぁ毎日病院にかかるわけじゃないし、体調不良=必ずしも薬・医療行為が必要じゃないっていうのを身をもって知っただけでも良かったかな。


とはいえ・・・やはり日本の医療は高水準だと思わざるを得ない。