鯨。最近、居酒屋でのメニューに鯨料理が増えているような気がする。一頃のものより新鮮にもなっている。多分調査捕鯨のミンク鯨がかなり流通しているんだろう。オーストラリアやイギリスで反捕鯨の世論が盛り上がっているのを尻目に、鯨の竜田揚げを注文する。鯨の竜田揚げを給食で食べていた世代は今何歳なんだろう。僕は昭和29年生まれだから確実にその世代。だから鯨料理は「懐かしい」。そうでない世代には「珍しい」。そういう意味では食べれなくなっても困りはしない。国際関係を悪化させてまで守る「食文化」というほどのものかと思う。むしろ「捕鯨」という人間の生存活動の文化を「残酷」という風に裁いてしまう事に疑問を感じる。絶滅危惧種としての鯨資源を守るという事は当然、大切な事だと思う。しかしそもそもどんな事があっても鯨を殺してはならないという「倫理観」が国を動かすようなことになってはおかしな事になる。それは恐ろしい世の中じゃないのか?オーストラリアでワニ革をとるためにどれだけのワニが犠牲になっているのか?オーストラリアのワニ革産業は人間の素晴らしい知恵だと思う。オーストラリア人はそれを誇りにおもわないのか?イギリスの少女は何故日本の大使館に抗議をしてアイスランドやノルウェーの大使館に抗議しないのか?それはきっと人種差別とかかわり合う事だとイギリスの大人達は少女に教えないのか?

オーストラリアで日本の調査捕鯨船に体当たりで抗議したシーシェパードが数年前和歌山大地港にある鯨博物館の網を切ってツチゴンドウ鯨を逃がしたことがあるけれどツチゴンドウ鯨は国際捕鯨委員会の捕獲規制種ではない。シーシェパードのような団体がイギリスの少女の優しい、生命をいとおしむ気持ちを、歪めて利用する。僕が倫理観や正義感に胡散臭いものを感じるのはこういう時だ。