突発してよかった!面白かったです
18世紀末のロンドン。美しい妻のいる理髪師のベンジャミンは、妻に懸想した判事によって無実の罪をきせられ投獄。
15年後、脱獄した彼はスウィーニートッドと名乗り、銀のカミソリを片手に復讐を誓うのだった。(ひー刃物こわいような人には向かない)
音楽は巨匠ソンドハイム、演出は宮本亜門さん。
(前回がラストだと宣言してたとゆー)市村正親さんと大竹しのぶさんのベテランコンビで、間違いなしでした
ジャンルはゴシックホラーになるのかな?
話は残虐きわまりなく、グロいシーンもてんこ盛り人の嫌ーな部分をお皿に載せゴシックで味つけて、はい、どうぞ!みたいな。
権力者はやりたい放題、
虐げられた市民は泣き寝入りしつつ
弱かったり強欲だったり
いつの時代も変わらないなーってウンザリもするし、たくましくもあり。
ブラックユーモア満載、
音楽はとてもキレーーーーーで不穏、
時々ドキッとさせられ、
ハラハラ、ドキドキ。退屈しないよ。
ハラハラ、ドキドキ。退屈しないよ。
この日のキャストボード
スウィーニートッドの市村さんはさすがの存在感でした!個人的にはミスサイゴンのエンジニアよりこっちの方がしっくり。狂気の風貌でも女モテするちょっとイイ男なのがよくわかる。パイ屋のおかみミセス・ラヴェットは大竹しのぶさん。(歌モンだと避けるので)久しぶりに拝見したけど、めっちゃチャーミングでしたキャラ強め、歌もこーゆー感じは悪くない。
やってること酷いけど夢みがち私はこーゆー己の本能にのみ忠実な強欲オンナが好きだ
で、私の目当ては糸川耀士郎くんのアンソニー。これが想像以上に出来が良く!驚き
意外にもグランドミュージカルいけるタイプなのか、と思いました
(刀ミュで、spiマン、岡宮来夢くんの次にお気に入り。2人ほど歌うまではないけれど、お芝居が上手くてバランスのいい表現力のある役者さんだと思う)
歌もよかったし、お芝居も舞台上の佇まいもいい。顔もかわいいぞ誠実さが伝わってくるアンソニーだ糸川アンソニーはこれが初日だったそうで、第一声めちゃ緊張してるの伝わってきてこっちも拳握っちゃっいました。(Wは山崎大輝くん)それも初々しかった。
ジョアンナ役の熊谷彩春ちゃんのちょっとキンとした高い声と、まあるい感じの糸川くんの声が相性よい
だいたいこれ、血飛沫と人肉が飛び交うミュージカルなので
若い2人のキラキラ感が唯一の救いでありました(糸川くんは悪童会議、先行パスしたんだけど、迷うな)
だいたいこれ、血飛沫と人肉が飛び交うミュージカルなので
若い2人のキラキラ感が唯一の救いでありました(糸川くんは悪童会議、先行パスしたんだけど、迷うな)
もう1人の目当て上原理生くんなんですが、悪役ポジションとゆーかキショいジジでした!(←ご本人談)
いくらエエ声で歌ったってソレはダメだからな!(でも好き)
あと「人間風車」でトラウマになってた加藤諒くんがちょっと大丈夫になったです(笑)
そんな訳でちっともいい話ではないんですが、めっちゃ楽しかったです。
亜門さん演出、グロテスク感は割と少ない…と思うので、(よく見ると人骨を洗ってたりするけど)
そんなに身構えなくていい…と、私は思います。
※個人差あり!ありまくり
そーだ、劇中パイが投げられるんですけど、もしキャッチしたらプレゼントがもらえるそうですよ前方席の方は頑張れ!
https://horipro-stage.jp/stage/sweeneytodd2024/
宮城、埼玉、大阪あり!
糸川くんの写真は本人のXより。
https://x.com/yohhg/status/1766724908401484027?s=46&t=MxQIssYaOvI-YHxaACtmeA
↑これ見てよし、行こ!と思った