石丸幹二さんが「パレード」と同様、熱望していたという「ラグタイム」。パレードのように重くて立ち直れない内容だったらどうしようかと思ったのですが無気力そんなことはなかったびっくりマーク
のでご安心くださいニコニコ

真正面から人種差別を扱った舞台ですが、視覚的にも音楽的にも面白い仕掛けがたくさんあって
重いだけじゃないのがイイキラキラキラキラ
藤田俊太郎さんらしい演出でさすがだなーって思いましたよだれよだれ

なんといっても出演者が歌うますぎ驚き驚き
石丸幹二さん、安蘭けいさん、井上芳雄さんて
グランドミュージカルの主役級がゴロゴロ。

名だたるベテラン勢の中で若手の遥海さん、東啓介くん、負けてなかったですよニコニコ

裕福な白人の一家、
音楽家の黒人の一家、
移民のユダヤ人の一家

3つの家族が交差する物語です。

友人に「“黒塗り”をやらなくなったけれど、どーやるの?」
と聞かれたんですが、衣装の色で区別をしています。

白人は白い衣装、黒人はカラフルな衣装、ユダヤ人は黒っぽい衣装。
なのでとても分かりやすいし、自然でいいにっこり

まだ地方公演もあるのでキャストの感想含めてさらっといきますね。

安蘭けいさんのマザー。素敵だった飛び出すハート今まで私は悪女系で拝見することが多かったけれど、今回が一番好きかも。裕福な奥様の衣装がとてもお似合いでキレイキラキラキラキラ

ここの家の庭に黒人の赤ん坊が捨てられていたことから話が動き出します。

人種が違っても素直に受けいられる、新しい音楽(価値観)を楽しめる、聡明なひと。女性らしい強さも弱さももっているのがとても魅力的です。

その旦那さまが川口竜也さんなんですけれど、私めっちゃ好き飛び出すハート飛び出すハート

新しい音楽も分からないし、妻がいつも黒人の赤ん坊を抱っこしているのも気に入らないし。
でもいい人なんだよー!私はこーゆー損なポジションの男性にキュンとくる目がハート目がハート

冒頭、川口さんと石丸さんが2人で歌うシーンは感涙ものだおねだりおねだり

石丸幹二さんのターテ。自由の国アメリカを目指してやってきた移民ですが、現実は甘くない。娘ちゃんを一生懸命守っている姿が素敵です。

切り絵アーティストでもあるので「切り絵」ってのもひとつのモチーフになっています。

私2幕目は「石丸幹二劇場」になるんだと思ったら違いました(笑)狂言回しのポジションでもあるのかと。

んでもって!すごかったのが井上芳雄さんのコールハウス!黒人のミュージシャン。
ここまで見せ場が多いとは思ってなかったです。え、これをムーランルージュの本番中に作っていたの!?驚き驚き

歌上手いのはもちろんなんですがお芝居がいいと思うー飛び出すハート飛び出すハートムーランルージュの時も思ったけれど、めちゃくちゃ刺さりましたニコニコニコニコ

コールハウスって最初から色々浅はかなオトコだなあ、とは思うんだけど、でも、でもね!
ってところが。それが芳雄さんのパワーだと思うのよーすごいわー素敵だわーよだれよだれよだれ
(ベートーヴェンがますます楽しみだ)

東啓介くんも頑張っていたです。歌でもお芝居でも芳雄さんに対峙して引けを取らないとは立派(内心はひえー叫びだろうな)拍手拍手最後んとこの表情をぜひ観てあげてほしい。

とんちゃんと芳雄さんが◯◯してるシーンに感動してしまった泣き笑い
※萌えじゃないですョおいでこの2人が同じ舞台に立っているってるのが感慨無量とゆーか。よく育ってくれたなーと赤ちゃんぴえん

あと、土井ケイトさんのエマゴールドマンとゆーアナーキストよだれよだれよだれ超好き飛び出すハート飛び出すハート飛び出すハート愛

女性の描き方がなかなか面白いと思いますにっこり


「ラグタイム」って音楽のジャンルがあることは初めて知りました。


ラグとは「ずれる」って意味で、白人の行進曲に黒人音楽のシンコペーションのリズムを取り入れたもの。聞いていてとても心地よいです。(めちゃくちゃ脳内に残りますドクロドクロ

極上の大人のミュージカルって感じ拍手拍手拍手
東京は月末まで、大阪、愛知もありまーす。パレードより観やすいと思う!おすすめですニコニコニコニコ

お写真は東宝演劇部さん

土井ケイトさん

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