ドロシーが飛んじゃったので、こちらに行ってきました!艶漢の巡査殿でおなじみ(私にとっては)末原拓馬さんの劇団おぼんろです。


おぼんろは過去に観た時、『ジブリの皮を被ったはだしのゲン』とゆー感想を持ちました。見た目フワフワなんですが、内容がエグいんですね不安


で、今回の演目は、ストーリーがもう少しライトで夏休みに観るのによさげで。キャストも今回ダブルで、橋本真一くん、瀬戸祐介くんがいるので観てみたかったのですニコニコ


私あまりファンタジーって得意じゃないので、、役者さんはお芝居が上手い人でないとね


で、感想ですが、確かに夏の終わりに観るのにぴったりの、ひと夏の冒険譚…途中まで児童文学やジブリにありそうな、スタンドバイミー的なやつなんですが、


やっぱり、そんな簡単なモノじゃあなかったです!含んでるものがアレコレありすぎて深い!!


特に年寄にはいろいろ心に染みるなぁーーー泣き笑い泣き笑い

取り返しのつかない後悔、死にたくなるほどの喪失感…って、歳を重ねれば重ねるほど、ある。それを引き摺りながら生きていくのがオトナなのかもしれない。


しかしオトナになりきれず、でも子どものままでもいられなかった、皺くちゃの老人トノキヨ。


誰にも心を開かず孤独な日々をおくり、毎日夜がくるのが怖い、朝がくるのが憂鬱。


睡眠薬といっしょにベッドにおいてある小瓶、元々何か大切なモノが入っていたはずなのに思い出せない。もはや考えることもやめてしまった。


ある夜、クラゲと名乗る少年が突然やってきて、『海を盗んできた!』と言う。


寝室はたちまち海原と化し、いやおうなく冒険へと駆り出されるのだった。トノキヨには


『少5の夏休みの宿題を出していない』


という罪がありそれをやらないと、元の世界には戻れない。


しかし実はトノキヨは睡眠薬を大量に飲んでいた。生きていてもいいことがないからだ。


…って感じですかね。


まだ始まったばかりなのでネタバレはしないでおきます。私が観たのはこちらのキャスト↓


トノキヨはおぼんろのわかばやしめぐみさん。ダブルはさひがしじゅんぺいさんで、この役は女性(おばあちゃん)か男性(おじいちゃん)かで、かなり受取るモノが違うと思いました!


クラゲは橋本真一くん。上手ねーやっぱり、お芝居も動きも。最初の優しくしっかりものな感じかーらーのー最後の…まで安心感しかありませんでした拍手拍手



瀬戸祐介くんのラッコ…ちょっとスタイル良すぎやろ!でも彼も上手拍手拍手


☆小学5年の時の夏休みの宿題、って言われてもななーーにやったかしらね?驚き驚き最近ほんと思い出せないのよ、子どもの頃のこと。


私のは老化現象だが、トノキヨの場合、理由があるの凝視


☆セットとか衣装とか美術が相変わらずすごくて!アナログ感と手作り感にほっこりする。私は末原拓馬さんはイラストレーターとしても好きなのでよだれほんと手作りの絵本の中に入り込んだような没入感があります。


☆サンゴ姫の衣装が可愛いの!ピンクのもふもふピンクハートピンクハートピンクハート大久保桜子ちゃんかわいかった!


で、彼女の役がさ…なんちゅーか、ラストの一つのキーなんだけど、ちょっとさ驚き驚き


え、えーーー?!そーキタ?!?!恋する女子って怖いこと考えるのね!驚き驚き


すごく浅はかなんだけど、その浅はかさがいいなー、女子ってばよ、とか思ってしまいました指差し


世界が壊れるならば、それは戦争でなく、恋する女子のエゴであって欲しい。のかもしれん、今の私は。


そんな、本題とは違うところでも色々考えることがあったリュズタン。あ、リュズタンてのは神様の名前ね。この神ってのがねーまた、クセモノだと私は思う知らんぷり知らんぷり


すごく脳みそにいい刺激をもらいました!たまにこーゆーいかにも演劇な舞台を摂取したい!己の鈍った感性にパンチを効かせるためにも。


しかし、末原さんの頭の中ってどーなってんのかなぁー?!


夏の終わりに観るのにいい演目だと思いますよ!

今週末まで池袋のシアターミクサでやっております。


色々写真撮れるのも楽しい。

セットは上演前後は撮影オッケー。




リュズタンは絵本にもなりました!(結構売れてるみたいよ)私も買ったです。


ミュージカルウィークのはずが、池袋小劇場ウィークになっちゃった(°▽°)


今週末はどーかなぁ?サイゴン止まってしまったけどネガティブネガティブ


※お写真は公式さんとしんちくんのツイから!