今月は観劇予定が多いのですがどーしても観たくて無理やり初日に突っ込みましたよ、もーー最高!!私の性壁に刺さりまくり!でした目がハート目がハート


え、なんか観劇始めに年間マイベスト出ちゃったんじゃない??!指差し指差し


劇場(スズナリ)も、3人芝居も、役者さんも、脚本も演出もテーマもすごく好きハートハートハートラブラブありがとう柿喰う客、ありがとう中屋敷さまお願いお願い


こーゆー芝居が結局、私は好きなんですよね〜。


お話は…うーーむ、説明しにくいな。ミルフィーユのような多重構造なので。


ミステリー作家が豪邸の浴槽で死んだ。彼の家には放蕩息子がひとり、愛人の男娼がひとり。


息子は父の死と半生を映画にしようと思う。父を演じる役者をオーディションで選び、父によく似た俳優を選びだす。


俳優を家に住まわせ、父の生前と同じように暮らすよう指示して、父をリアルに演じて貰おうと意図するのだが…


って感じですかね?しかし、もちろんそー簡単な話じゃなかったりします。


父に似た俳優ってーのは実は整形!しかも男娼の異母弟だったりします。ここの兄弟も色々確執があって、兄を囲っている男の顔に近づきたいって、ちょっと頭おかしめじゃん!


作家and俳優役は柿喰う客の田中穂先くん。私ははじめましてでしたが上手!作家と俳優がコロコロ変わるので大変だったと思います魂が抜ける魂が抜ける


男娼役は玉置玲央くん!まあーーーー色っぽいこと上手いこと飛び出すハート飛び出すハート最近ドラマにもよく出てるけど、やっぱり舞台の方が良さが分かるなあー。男娼役ってことで少し中性的で全身から狂気のようなオーラが漂っている。

(彼も最近なんとか坂系の方と結婚されたんですが、ここまで舞台で見事にやれりゃー誰も文句言わんわ)


舞台の話に戻ると、男娼の彼はもと俳優で作家の原作の映画に出演が決まっていたのに、作家の『イメージに合わない』の一言で降板させられ、後に彼の愛人になったとゆーいわくつき。でも実はお金は一銭ももらっていない。


彼はどこか本音なのか建前なのかが分かりにくい。


愛人業の他に何故か解体業の派遣もやっていて

『いつもプヨプヨの男の相手しているから、鉄鋼の硬さがたまらない飛び出すハート』とゆーセリフが妙に私のヘキに刺さるだよだれよだれ


で、放蕩息子役が永島敬三さん!私彼のお芝居が大好きなのですよだれよだれよだれ私の中の芝居の上手い人トップ3に入る方です。


息子ちゃんはちょっと異常なくらい父親に偏愛されています。お金はもちろん、女だってなんでもあてがわれ、父は彼を『自分の股から産んだ』って言うくらい。


しかし、昔は女遊びが激しく、その後は男の愛人を囲って3人で長らく同居してるなんて、歪まないはずはなーい!!!


結局のところ、誰が誰を1番好きなのか?そもそも作家って本当に事故死なのか?ってところの、三つ巴の濃厚なエロス曼荼羅ミステリー!って感じです。


いやー楽しかった泣き笑い泣き笑い泣き笑いあ、かなり下ネタとゆーか直接ピーーーーーが入ってます。


アフトでも中屋敷さんがおっしゃってましたが、

オトコどもの愛憎がいくらくんずほぐれつしていても結局何も生み出さない、不毛。

それが“空鉄砲“なんですって。


そうそう空鉄砲とゆーからには、鉄砲も出てくるんですが、それがまたエロスな使われ方指差し指差し


若いお嬢さんには刺激強そうですが、おばちちゃんには大変面白うございました泣き笑い泣き笑い泣き笑い


余談ですがワタシ、中屋敷さんが演出したつかこうへいの『ロマンス』(2人芝居)が大好きで飛び出すハート飛び出すハート飛び出すハートアレを再演してくれーしてくれーと言っているんですが、


ぜんぜん似てないのだけど、なんか通じるところがあってこの度スーッと浄化されましたお願いお願い


昨日が初日で10日間ほど下北沢のスズナリでやっています!初日はギュウギュウで、もう一回観たかったけど、私の行ける日のチケットはなかったです悲しい悲しい悲しい悲しい

下北沢はやっぱり楽しい!小劇場いっぱいあるし飛び出すハート飛び出すハート古着屋はもうやってなかった!全体的には人も少なめ、お店の閉まるのは早い印象ですオエーオエーオエー


↓ここのバー、カウンターが多くて1人でも入りやすかったですニコニコニコニコスズナリから駅と反対側に歩いていくと右手にあります。おすすめ飛び出すハート飛び出すハート