過食嘔吐が治ったのは、
本当に治したい、治さなければ!
という気持ちが強くなっていた時
数カ月間の後でした。
部署異動をして一日中在宅で仕事をするようになり、
最初はひたすら食べることができてしまう環境でした。
ただ、デスクに座ってやらなければいけない仕事はあるので、
片手間にひたすら食べ続け、
カメラオンの会議の前に綺麗に吐き切る。
涼しい顔で会議をし、終わったらまた食べ始める
その繰り返しを一日に5回ほどという生活でした。
徐々に仕事が忙しくなり、
7~8月ごろにはずっと食べているのではなく、
食べる回数が1日5〜6回に分けられるようになり、
また吐く回数も3回ほどになりました。
そしてその間は一日の食費を2000~3000円以内に
収められるようになっていました。
並行して、私が一度だけ病院に通院し、その時は買えなかったけれど、
のちに買っていた摂食障害者向けの本を
久しぶりに読み直しました。
病院に通っていた時は購入できず、通院も挫折したけれど、
数年後にその本はちゃんと買っていて、少し読んでいました。
その時は読んでも特に症状は変わることはありませんでした。
その本をまた久しぶりに読んでみて(一部しか読んでいないけれど)
自分の今の気持ちを本の内容に当てはめると、
今少しずつ回復に向かっている段階にいて、
どんな考え方をするといいのか理解できました。
仕事と楽しいことをしている時間以外毎日毎日不安と苦悩でしかなかった感情が、
少しづつ穏やかというか、
”これまでも受験や部活、社会人の教育期間など
どれ程辛くてもいつかは終わったから、
今は人生においてそういう時期なだけなんだ。
だからそんなに思い詰めなくてもいつかはこれも終わるのかな。”
と考えられるようになりました。
そして8月中旬のある日、たまたまとても忙しく
自分的にカロリーオーバーしていないような、
普通の3食で一日が終わり、過食も嘔吐もしない日がありました。
その日は自分に対しても「え?過食しなくていいの?」
と思いましたが、お腹も頭も満足していて、
吐きたい衝動もなく、ただお風呂に入り、寝たいという気持ちの方が大きかったので
それに従った、という感じででした。
そしてなぜか次の日も、その次の日も、それを続けることができ、
ぬるっと、穏やかに過食嘔吐生活を終えました。
私にとって決定的なきっかけはわからないものの、
治したい欲が強くなった。
摂食障害者向けの一冊の本が私に合っていて、
辛い状況を否定するのではなく肯定できるようになった。
仕事は忙しいけれど、在宅で自分に向き合う時間ができた。
これが大きかった気がします。
人に打ち明けたいけど、相談できない気持ちで何年も悩んでいて、
でもいつかは人に打ち明けて、仕事も辞めて、病院に通わないと直せないのかと
また悩んでのループだったけれど、
こんな風にふわっと摂食障害を終わらせることもできるんだと思い、
もしこれを読んでくれて少しでも状況が重なる方がいたら、
そんな方の希望になればいいなと思いました。