素晴らしい天気、
素晴らしいメンバー、
素晴らしいサポート、
素晴らしい富士登山手動車椅子の"富士子ちゃん"
みんなで富士山八合目まで登りました。
思いが詰まった長文です。
:
1か月前、バッテリーが手元に1個しかない状態から、
SNSでバッテリーユーザーの皆さんから17個も借りることが出
一つ一つのバッテリーに貸して頂いた皆さんの思いを乗せて登りま
たくさんのパワーをいただきました。本当にありがとうございます
:
そして台風、、
この1年、「挑戦前の月曜くらいに台風出来ないで」
と頭の片隅で思っていましたが、挑戦の前に5つもの台風が発生。
そのうちの1個がドンピシャのタイミングで日本列島直撃の天気予
木曜日の夕方、ガイドさんとの電話では、「悪くなる方向だし、安
僕自身がスタートラインに立たずに中止は出来ず、
「現地でみんなで判断したい」
と伝えました。
いつでも爆睡の僕が、不安で一睡も出来ず、
実はここ数年で一番の寝起きが悪い朝を迎えました。
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9/6当日の朝は快晴。
御殿場からも頂上がクッキリ見える最高の登山日和!
でも、翌日9/7の天気は、、、、
風の心配もあったので、宿泊地の元祖七合目を目指して途中で判断
初日は13名でスタート。
その中には冒険家の風間深志さんも、参加いただきありがとうござ
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スタート地点で
富士子ちゃんが前進しないトラブル発生。
その問題はずっと抱えていた配線の問題点でしたが、その場で修復
昨年は、登山中に余裕がなく、周りの景色を見られませんでしたが
今年は10分走行5分休憩を繰り返し、
快晴の空と眼下に広がる駿河湾、遠くの江の島、房総半島、見上げ
この2ヶ月で一番空気が澄んでいた、最高の登山日和、参加の皆さ
:
しかし、富士子ちゃんのキャタピラーが動かなくなるトラブル発生
一度車椅子を降り、富士子ちゃんを横にして見てみると、
キャタピラーがたるんでいることが発覚。
タイヤのエアーバルブ交換用に準備していた10mmスパナ2本で
妹の旦那さんの作業、皆さんの発想のおかげで解決できました!
ありがとうございました。
:
富士子ちゃん復活して再スタート。
昨年、同じように通った道のはずが、今年は路面が乾燥しているた
持参していたスロープ2枚を使いながらのゆったりペース、
昨年のペースよりも遅く、初めての夜間走行をおこないました。
2日目の9/7、相変わらず雲海も御来光も綺麗、昨日と同じ最高の天候。
台風もスピードダウンし、翌日の9/8日曜日午後直撃となりました。
予定では、5時13分出発、12時の時点で下山の時間判断。
まずは、昨年の到達点の元祖7合目を目指しました。
台風もスピードダウンし、翌日の9/8日曜日午後直撃となりまし
予定では、5時13分出発、12時の時点で下山の時間判断。
まずは、昨年の到達点の元祖7合目を目指しました。
4時間かけて、
9時9分に昨年の到達点の元祖7合目に到着!
まずは1つの目標をクリアーしました。
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この先、どのようになっているのか、
どれくらい過酷なのか、未知で不安もいっぱい。
案の定、道は更に急角度になり、進むペースも落ちました。
そんなとき、富士子ちゃん電源は入らないトラブル発生!
1時間近く試行錯誤し、原因解決しないままに復活し、再スタート
この先進むか、下山するか、
登りながら考えていましたが、全員が怪我なく安全に下山すること
登頂出来ても、翌日悪天候で下山することは
この4年掛けた車椅子富士登山プロジェクトに沿わず、下山を決意
でも、全く後悔はありません。
天候さえ良ければ、登頂出来ると分かったからです。
:
4年前、このプロジェクトをスタートした時、
僕の空想では登頂出来る考えでしたが、それは空想であって、0%
誰一人、登頂出来ると思っていなかったと思います。
この4年でたくさんの方のお力をお借りし、登れると感じれたこと
僕一人では絶対無理な挑戦を、皆さんと共に挑戦出来た事、
人生において、大きな経験をさせていただきました。。
:
八合目の景色も最高。
1時間休憩し下山を開始してすぐにトラブル発生。
2つ並んだキャタピラのうちの1つが、後退によって全く動かなく
原因はキャタピラとフレームを支えるボルトの破損でした。
代用出来る部品も工具も無く、前進は出来たので、僕の身体を
超軽量スロープで使っていた紐2本で固定。。
40度ある砂道を前向きにおりていきました。
:
山小屋が開いている元祖7合目に到着し、
山小屋の店主さんが偶然持っていた、
キャタピラに合うスパナ14mmと六角レンチで壊れたキャタピラ
20kg以上あるキャタピラを山小屋に一時保管してくださいまし
身軽になった富士子ちゃんで下山を再開しました。
保管のキャタピラは翌日、九合目万年雪山荘のブルドーザーで回収
本当にありがとうございました。
:
下山は影富士とダブルレインボーや綺麗な星空が見え、一生の記憶
前日、五合目から元祖七号目までの登りで合計16時間かかった道
下山は3分の1の5時間で到着。
夜間走行をおこない、この日は合計15時間かけて、20時半に無
全員が無事に下山できたこと、何より良かったです。
:
振り返ると、どこかで選択を間違えていたら
この挑戦は実現できていなかったでしょう。
富士山ガイドの小池さんと去年出会えていなければ
ブル道使用許可はおりなかったし、安全に挑戦は出来ませんでした
3年前に5.5合目まで登った時は無謀なことをしていたと思いま
:
小池さんと出会えた切っ掛けは、初日にご一緒した風間さんからの
風間さんとの出会いは、モンベルさんからのご紹介。
モンベルさんとの出会いは、登山備品で車椅子のまま装着できる足
モンベル店員さんからご紹介いただき、モンベルホームページから
:
全ての偶然が必然でなければ実現しません。
元祖挑戦チームメンバーとも登れたこと、
最初にお願い出来たヤマハ米光さん、
モンベル金森さん、皆さんと登れたこと
感無量です。
:
妹夫婦は高山病で途中下山でしたが、
最初に壊れたときや、初日の操作の疲労の疲れで
2日目の高山病になってしまったのかもしれません。
柿澤さんの元気は僕も元気をいただきました。
ガイドの石田さんの前向きな言葉に後押ししていただきました。
取材同行いただいたTBSサンデージャポン堀江さん原田さん、
たくさんのサポートや撮影ありがとうございました。
登山をしながら撮影で、休憩がなかったと思います。
奥さんも、この4年間、同じ目標に向かって
一緒にたくさん考えてくれました。
皆さん本当にありがとうございました。
富士子ちゃんも二度の富士登山を凄く頑張ってくれました。
下山でキャタピラが壊れ、これを直すことは簡単なことではありま
富士子ちゃんのことを考えると、今年が最後と思っていたので、
富士子ちゃんも限界だったのかもしれません。
メンテナンスが必要ですが、
現状、その環境はありません。
直しても他の部分が心配です。
:
今年はタイミング良く、トラブルも乗り越えましたが、
ひとつでもタイミングが悪かったら、動けなくなって
ブルドーザーに迷惑をかけたり、
参加の皆さんにも迷惑をかけていました。
今のマシンは今年で最後。
解決しないまま来年挑戦しても、危険が増すだけです。
次のチャレンジは富士子ちゃん2号か富士子ちゃん改良版。
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体調面は普段からの
サンプレイ加圧トレーニングのおかげで体力は問題なく、
高山病も問題ありませんでした。
普段の生活と違う環境で心配でしたが、
お尻の傷なども問題ありませんでした。
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本当に最高な車椅子富士登山でした。
関わっていただいたメンバー、スポンサー様、バッテリーをお借り
全ての皆さんに感謝します。本当にありがとうございました。
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登りながら、僕は何かに守っていただかているなと感じました。
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僕みたいに"障害があっても富士山に登りたい"と思う方が居れば
僕みたいに使える筋肉が少なくても登れた経験を活かし、全力でサ
多くの皆さんに富士山の魅力を伝えていきたいです。
それがこれからの目標です。
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登頂はまた機会が合えば絶対出来ると信じています!!
頚椎損傷で自力で車椅子で八号目まで登れた障害者は世界初なので
それは自信になります。
決して登頂を諦めたわけではありません。
"これなら大丈夫"と整う時まで、今回の学んだ経験、更に良くな
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