むつ市にある『恐山』に行ってきました⛰
恐山は下北半島の中心に位置する標高800m以上の活火山で、比叡山・高野山と並ぶ三大霊山の一つ。そして日本有数のパワースポットです。
ここは、死者の魂が集まる場所と言われており、あの世に最も近い場所として、故人を想い、お祈りする人がお参りにくるそうです。
そして、死者の口寄せをする『イタコ』がいることでも有名です。
こちらは受付。
入山料は大人500円。
開門は午前6時から午後5時まで。
開山期間は5月1日~10月末日で、冬季は閉山です。
案内図
総門
こちらが霊場恐山への入り口。
恐山菩提寺は慈覚大師円仁によって862年に創建されたそうです。歴史がありますね。
総門手前にある六大地蔵
石畳の参道を進むと、山門へ向かうまでに本堂・寺務所があります。
門の左右には迫力のある仁王像(お山の守護神)が並んでいました。
本堂(供養の道場)
参道の突き当たりにあります。
こちらでお参りをしました。ここまでは普通のお寺と変わらないかな。
この先には約3kmの参拝コースがあり、硫黄の匂いが漂う岩場が広がっています。
『賽の河原』や『血の池地獄』『無限地獄』などいろんな地獄があるみたい。
この散策コースは『地獄巡り』と言うそうです。異様な雰囲気ですが、不思議と怖さを感じない。何でだろう。
丘の上に見える像は『延命地蔵尊』
境内には「古滝の湯」「冷抜の湯」「薬師の湯」「花染の湯」の4つの平屋の温泉小屋がありました。
「冷抜の湯」「古滝の湯」が女性、「薬師の湯」が男性、「花染の湯」が混浴。料金は無料です。
「冷抜の湯」「古滝の湯」が女性、「薬師の湯」が男性、「花染の湯」が混浴。料金は無料です。
湯船が2つ。奥は熱め、手前はぬるめでした。
強めの硫黄泉なのにさらっとした肌触り。程よい湯加減でとっても気持ちがいい。
すぐ近くに地獄があるけど、ここは極楽ですね
体の芯から温まる、とっても良いお湯でした。泉質が最高で、今まででNo.1の温泉と言っても良いんじゃないかな。妻も大絶賛でした
恐山菩提寺に隣接する「宇曽利山湖(うそりやまこ)」
エメラルドグリーンの湖です。湖畔には白い砂浜が南国のビーチのように広がっていました。ここは、極楽浜とも呼ばれています。
標高が高い山奥で、地獄と呼ばれている場所なのに、こんな綺麗な場所があるなんて不思議ですね
湖畔を散策することはできますが、酸性が高くて危険なため、湖に入ったり近づくことは禁止されています。
こちらは、『三途川』にかかる太鼓橋。
三途川は、あの世とこの世を分ける境目にある川ですよね。つまり、この橋を渡った先は『あの世』ということになります。
なお、現在は太鼓橋は老朽化して危険なため、通行禁止となっており、渡ることはできませんでした
こんな感じで、恐山を楽しんできました。
霊的な印象から怖さを感じる人も多いと思いますが、そんなことは全くなく、とても神秘的な場所でした。
温泉に入るだけでも行く価値はあるかなと思います。
また下北に来た時に立ち寄りたいと思います。
◆霊場 恐山
住所:青森県むつ市大字田名部字宇曽利山3-2
時間:午前6時〜午後5時
TEL:0175-22-3825