こんばんは!
タロットセラピストえんどうひろみです。
本日も書きます。
「ひろみの小ネタ成仏の旅(仮)」のエピソード2
「あんたがたどこさ、わたしはここさ」でございます。
【ひろみの小ネタ目次】
エピソード1:「初めての七五三」
では、よろしければどうぞ。
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私、子どものころから運動オンチです。
走るのも50m 11秒かかるし。
(100mじゃないよ。
あ、これにも苦い”市原悦子的小ネタ”があった…(泣)
これはまた後日。)
体も硬いし
(背筋を計る機械を壊したことあり。)
ただ、握力とハンドボール投げは得意でした。
(上手ではないけど球技は大好きでした。
サッカーで至近距離で顔面に
蹴られたボールをくらったことはあるけどね。)
とにかく、体育の成績はよくなかった私。
な、なのになんと!!
そんな私が
体育でとある舞台に立つときが!!
(体育と呼べるか疑問かもしれませんが
私にとっては”体育”なのです。)
それは3年生のとき。
たしか学芸会か授業参観で体育をすることになり。
そのとき、体育館の舞台でボールを使って
「あんたがたどこさ」を
クラスで披露することになりました。
(あんたがーたどーこさー、ひーごさー♪
って歌で、ボールをつくやつです。)
私、とっても上手でした。
自分で言うのもなんだけど。
そしたら担任のK先生が
な、なんと!!
舞台に上がって
「あんたがたどこさ」を披露するメンバーに
なんと私を選んでくれたのです
もちろん、一人ではなく
たしか10人くらいだけどね。
それ以外の生徒は舞台下で
「あんたがーたどーこさー♪」を唄うんです。
まじでー!
私が舞台に上がるなんて!!
それも体育で!!!
選ばれる、なんて今までなかったのに!!
あぁ、うれしーーーーっ!!
あたし、がんばるーーっ!
先生!わたし、
一生懸命ボールと舞うわ!
と、鼻息荒く
ピュアな私は一生懸命練習していました。
が…。
忘れもしない
本番前の体育館での練習の日。
張り切ってボールを持って舞台に上がって
スタンバッている私に
「ひろみ、ちょっと来て」と
舞台下のK先生に呼ばれた私。
先生「ひろみはこれやって。」
と手渡されたのは…
私「な、なにこれ…」
「もくぎょ…?!」
木魚?!!
木魚だけに
ぎょぎょーーーーーーーっ!!
まじですかーーっ!!
一休さんでもポクポクたたくやつでしょ…。
私、お坊さんじゃないよ…
舞台で踊りたいよ~
やっと日の目を浴びることが
出来ると思ったのにー
小学三年生女子には
人前で木魚をたたくのは
かなりハートブレイクな感じでした
そして本番。
大きな木魚はTくん。
小さな木魚は私。
かえりばんこに
Tくん「ポク」
私「ポク」
が、曲と踊りが終わるまで
延々と木魚の音が響き続いていく…。
Tくんも悲しそうでした…。
ふたりで悲しくポクポク無言でたたいてました
「なんで木魚?!」と
ヒソヒソ話している声も聞えました…
欲をだして舞台に出たい!と
思った私がいけなかったのか。
私は自分を責めました。
木魚ポクポクで目立つなら
「あんたがーたどーこさー♪」と
合唱の一員になればよかったのか、と…。
それから何年もの間
私は法事のときなどで
木魚の音を聴くたび、木魚を見るたび
心が痛み、あの日を忘れようとするのでした…
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あれから○十年。
私、気がつけば神社仏閣大好きになってまして。
法事などでお寺に行くときには、もちろん
木魚が鎮座しております
「あー、久しぶりにたたいてみたいわ」と
思うこともあり。
「小学三年生のときには
あんなに木魚たたくの、イヤだったのにねー。」
と、思い返しながら
お坊さんのお経と木魚を聴くのでした。
ということで。
(またむりやりまとめる。)
叩くなら
叩けるうちに叩いてみよう
その木魚
…お後がよろしいようで