PIROちゃんの酔いどれ競馬

PIROちゃんの酔いどれ競馬

ぬるま湯で搔きまわすような、泡のような日々の中で何ができるだろう…
当たるも八卦当たらぬも発見。
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2021凱旋門賞戦線異常あり!?

鶴瓶落としの秋の始まりなんて歌もありますが、すっかり陽の落ちるのも早くなり、暑いんだか寒いんだか、あの子とpirocksの関係のような日々が続いておりますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか?

秋競馬も始まり、pirocksは名作競馬漫画「じゃじゃ馬グルーミンUP」の梅ちゃんばりに、「ちゅどーん」となっているという噂が…

シゲルピンクシスターズや、仲間たちの一口馬のがんばれ馬券を府中に買いに行くついでに、軽ーくメインだけ買ってみたり、レースも見れないのにそのまま散歩して…

「この投票券は的中しておりません。」

という、アナウンスを聞くのがエクスタシーなのではないかと、あの声を聞きたくて馬券を外しているんではないか?
家で考え抜いたメインだけを購入し、レースも見ずに券売機に勝馬投票券を挿入するだけで、不安と恍惚のエクスタシーですわ。

しかしだ、そんなことは些細なことで、先週の欧州戦線で、いわゆる凱旋門賞の前哨戦がすべて終わり、その結果、ブックメーカーのオッズが大変動した。

日曜の深夜、「オールインラァーン!」を視聴された方は知っているだろうけど、あの「世界の合田さん」がショックを隠しきれず、テンションだだ下がり、視聴者に不安を与えた。

「世界の合田さん」は、F-1でいうとこの「川井ちゃん」で、少し贔屓に熱が入ったりするのだろうけど、基本的にはフラットにリアルタイムな情報の伝達者だ。
海外戦線の情報は彼らがいなくすなると…
彼らの熱を持ち続け、誰にでもわかるようにな姿勢はまさにプロだ。

ディープボンドがフォワ賞で素晴らしい走りを見せてくれて良かった。
「ディープボンドォウ!」といつもの世界のシャウトが聞けたのだ。
ドラ◯モンのジャ◯イアンのリサイタルは聞きたくないが、競馬ジャイアントの合田さんのリサイタルは聞いてみたい。
矢沢永吉や、アントニオ猪木系の、なんだか見てると元気が出てしまう感じの人じゃないかと思う。
なんか、本題を忘れそうだわ。
枕が長いよ…

まあなんだかんだあって、というか、凱旋門賞前売1番人気、ディープインパクト産駒スノーフォールが負けてしまい、凱旋門戦線異常あり!?なのだ。

ちなみにヴェルメイユ賞のpirocks的感想は…

「にしたって、負けすぎだべ?」

「下手打っても勝てるレベルじゃねぇんだ…」

「あんま好きじゃないけど、だからこそどんなレースでも飲み込んで欲しかった…」

てなもんで。
父の敗戦、ハーツクライにやられた有馬記念を思い出した人が多かったとらしいが、pirocksはよくわからない。
京都新聞杯でスターマンにやられた、ナリタブライアンならわからんでもないが…

鞍上のデットーリ騎手はレース後に語ったところによると、「瞬発力勝負になって、後ろから行った分、差を詰められなかった」とのようなことだが…
馬体に問題がなければ良いのだが、調子落ちや、馬場状態等のわかりやすい理由がない敗戦だったとしたら…
レース後の凱旋門賞のオッズの変化が、ただの前哨戦2着ではない気が…

モヤモヤっとした気持ちになったのは「世界の合田さん」だけではなかった。
だが、それは長く続かなかった。
ディープボンドォウ!がやってくれたのだ。

pirocks的な感想はただ一つ。
デムーロ弟が直線前で鞭を持ち替えたとこ。
いや、持ち替えたのかなんなのかよく見えなかったんだけど、武士が刀を抜いたように見えた。

「よらば切る」

刀を抜き、青眼に構え、直線に入ると、誰も彼に触れられなかった…

みたいな。
「シャキーン!」とか、「キラっ」とか聞こえそうだった。
パドックで大久保調教師と話してる時、何か口をモグモグさせよったけん、メジャーリーガーみたいで品がねぇなあとか思ってたけど…
レースは最高やったね。
調教で跨り、馬を手の内に入れ、一発回答。
プロフェッショナルやね。

んで、レース後に変化のあった凱旋門賞前売オッズ。
どんなふうになったか、人気順に各馬の簡単な紹介と印象を書いてみよか。
血統はtakuさんに聞いてくれ!

タルナワ
父シャマールダル母父ケープクロス
去年のヴェルメイユ賞、オペラ賞、BCターフ勝馬。
前走は、アイリッシュチャンピオンステークスで、セントマークスバシリカの2着。
とはいえ、直線で勝馬に寄られたことをどう見るかだろう。
この人気を見ると…てことだな。

スノーフォール
父ディープインパクト母父ガリレオ
今年の英、愛、ヨークシャーオークス勝馬。
前走のヴェルメイユ賞の結果で前売1番人気から陥落。
本文に書いたので割愛。

アダイヤー
父フランケル母父ドバウィ
今年の英ダービー馬。
前走、キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスで、歴戦の古馬たち、ミシュリフ、ラブ、ブルームを退け1着。
内緒だけどpirocksの凱旋門賞本命という噂。貧乏人の平民は権威に弱いのよ。

ハリケーンレーン
父フランケル母父シロッコ
英ダービー3着から愛ダービー、ロンシャンのパリ大賞勝ちから前走は英セントレジャー勝ち。
古馬とは未対戦だが、本番と同じ舞台を経験している。

ミシュリフ
父メイクビリーヴ母父レイヴンズパス
去年の仏ダービー馬。
今年はドバイシーマクラシックで日本勢を破り、エクリプスステークスをセントマークスバシリカの3着、キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスはアダイヤーの2着。
前走、英インターナショナルステークスを圧勝。

セントマークスバシリカ
父シユーニ母父ガリレオ
今年の仏2000ギニー、仏ダービー馬で、エクリプスステークスを勝ち、前走アイリッシュチャンピオンステークスでは前述なので割愛。

クロノジェネシス
日本馬なので割愛。

ティオナ
父シーザスターズ母父オーソライズド
英オークスは10着も、前走ヴェルメイユ賞でスノーフォールを完封。
ペリエの好騎乗と見るか、能力が開花してきた見るか…

ディープボンド
日本馬なので…

ラブ
父ガリレオ母父ピヴォタル
去年の英1000ギニー、英オークス、ヨークシャーオークス、プリンスオブウェールズステークス勝馬。
英オークスは衝撃的な強さだったと思うが、今シーズンは…
前走はブランドフォードステークスで、ゴール前でラプティココに交わされ2着。
どうしてしまったんだろう…去年はイネイブルと入れ替わりで、この馬が中心になっていくんだろうなと思っていたが…

ふー、こんなもんでよか?
久々にちゃんと調べながら書いたわ。
pirocks偉い!
各馬のリンク貼るほどは優しくないってとこがええよね。
まあ、大雑把に今年の欧州戦線の流れが掴めたらええんやない?
しかし、昔と違って検索したらレース動画やら血統やらすぐ出てくるね。
便利やねぇ。ほんま昔を思うたら…

てなことで、スノーフォールが負けたことで、凱旋門賞戦線異常あり!?てことで。


名誉や賞金もそうやけど、勝馬は繁殖としての価値を上げると思うんよね。
今年のメンバーはこのまま出てきたら、近年稀に見る好メンバーなんやないかな。

連綿と続く、文化の積み重ね。
積み重なり、時間の重みに耐えたもの。
それは一部分だけ切り取っても、何も見えないのではないか?
その文化、歴史を尊重しない、できないということは、破壊しているのと変わらないのではないか?


あまり海外競馬に興味がなく、日本馬が出てなければてな人も、どっかからでも続けて見ると、何もかもが繋がっていることがわかるんじゃないかな?

なんてね。