子供の頃、納豆と言えば黄色い紙パッケージに名古屋城のイラスト、中心に大きなマルの中に愛の文字の入った、まるあい納豆だった。

 

大粒大豆の納豆で、大豆の香りと食感があり、とてもおいしかった。

軽くかき混ぜて、醤油が多かったが、生卵やネギ、塩昆布、鰹節、なめ茸を入れると贅沢な感じで幸せだった。

名古屋を離れてからも帰省するたびに、黄色いパッケージの納豆が冷蔵庫に入っていた。

 

テレビでは小粒の納豆を数十回だか、数百回だかかき混ぜて食べると美味しく、納豆嫌いでも美味しく食べれると紹介されるケースをよく目にするようになり、大粒が美味しいのになあと思いつつ見ていたが、大手メーカーのたれやパッケージに工夫を凝らした小粒納豆がスーパーでも目立つようになってきていた。

 

ある年帰省したときに、小粒納豆が冷蔵庫に入っていた。最寄りのスーパーが倒産し、イオン系のスーパーになり、品揃えが悪くなった。まるあいどころか、大粒納豆自体がなく、数種類ある納豆は全て小粒なのだという。

次来る時は他のスーパーで探して買っておく言っていたが、翌年帰省した際にどこでも見つけられないとなった。

ネットで調べてみると、元々経営難だったところに工場の火災があり、廃業したという記事に辿り着いた。

探してもないはずだし、イオンになって品揃えが悪くなりは少なくとも納豆に関してはとんだ濡れ衣だったわけだ。

 

家人が関西人で納豆を食べないので、自宅では納豆は食べず、帰省したときの楽しみとしていたが、帰省した際の目的の納豆がなくなったので、自宅での納豆を解禁し、好みのものを探すことにした。

 

買い物に行くスーパーによって取り扱いが違うので、これと1つに絞り込むことはできないが、簡単に手に入り、気に入っているのは3つ

 

川口納豆

粒が少し小さく、中粒。紙パッケージでまるあい納豆のイメージにも近い。

 

 

雪誉

粒も大きく、香りも良い

紙パッケージだとさらに良いのだが

 

 

つる姫納豆

大粒で、雪誉より大豆の色が薄く、少し柔らかい?

たれは雪誉より甘い感じ

からしの色が薄く、量が多い