2018年9月15日

 
数ヶ月前、蒲田の喫茶店でたまたま見た雑誌のどら焼き特集に清野さんが掲載されていた。
近いから寄ってみようと訪問し、どら焼きとカステラを購入した。
 
包んでいただいているときに小山薫堂さんのサインに気づき、話を振ってみたところ、
パォン・デ・ローなるものをテレビ番組で取り上げてもらったこと。
事前にテレビ番組で取り上げることを全く聞いていなかった。
急に予約がまとまって入りおかしいなと思っていたら、テレビで取り上げられたことを知った。
今日はないけど連絡してくれれば、いつでも用意しますよ。
等々教えていただいた。
 
どら焼き、カステラが美味しく、パォン・デ・ロー、絶対絶品に違いないと確信を持つも、なかなかその機会がなかったが、家の者が子供と一緒に15日に蒲田に行くとのこと。
ネットでパォン・デ・ロー大の予約の連絡を清野さんに入れておいた。
 
清野さんでいただいたリーフレットによれば、
「パォン・デ・ロー」
ポルトガルの代表的な伝統菓子で、長崎カステラのルーツと言われています。16世紀のころから変わらぬ素朴な味は今も人気で復活祭やクリスマスなどの祝いの席には欠かせないお菓子です。当店では厳選した最高の素材を使用し、本場仕込みの技術でポルトガル(オヴァール地方)の味を再現致しました。ふんわり焼き上げたカステラの中心部はとろ~りクリーム状の半生タイプ。
ほんのりレモンの香りが爽やかです。
※平飼い有精卵、国産小麦粉使用
である。
楽しみすぎて何度も読んでしまった。
 
さて、パォン・デ・ロー到着。
白いカッチリした平たい箱に入っている。
下に敷いてあるアルミの台は2枚重ねだ。
店頭には「小」が並んでいたが、大きい方ですねと奥から出てきたとのこと。
切り方のレクチャーを受けたとのことで、息子が自慢げに話す。
小は4つ、大は8つに切るべし。
包丁を立てて、中心を通るように切り分けるべし。
だそうだ。
ではレクチャーに従い、切り分けていただこう。
息子本人は全く切るつもりはなかったようだが、なんとか切り分ける。
 
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ふわっとしていて、トロッとしており、シコッとしたところもあるぞ。
甘いけどいやらしさはなく、いくつでも食べられそうだ。
いい粉、いい卵、いい砂糖を使ってる感じがしますな。
これは幸せだわ。
余ったら、明日の朝食べようと思っていたが、気づくとその夢はあっさりと打ち破られていたのであった。