勤続休暇を利用し秩父三十四観音巡礼を行い、休みが残ってしまったので、続いて坂東三十三観音巡礼も行っちゃえと、１番札所のある鎌倉に向かう。
秩父は車利用で、3日であっさり結願となったが、坂東は公共交通機関を多用し、時間をかけて廻ることを漠然と考えて。
東急で横浜まで出て、JRに乗り換え、鎌倉駅から小町通りへ。
カレーで腹ごしらえを目論んでいたが、長い行列に断念。
もう少し早く決断し、出発すべきだったか。
食べ歩きの若者がトンビに食べ物を奪われる衝撃の瞬間を目撃した小町通りを抜け、八幡宮前を右折して、杉本寺方面へ。
気になるお店を発見。
茶織菴（さおりあん）さんに入る。
すだちそばと迷って、結局かき揚げそばをいただく。おいしい。
トロッとした蕎麦湯をいただき、まんぞくした。
良い店だった。また来たい。
暑い日と気づいた頃、杉本寺に到着。
門前の土産屋さんなどはなく、道路沿いからいきなりの階段。
すぐ左手の建物でお坊さんに拝観料200円を支払い、かわりにチケットを受け取り、階段を登る。
ちょうど紫陽花の季節でした。
有名な苔の階段は立ち入り禁止なんですね。
歩いたら、苔が踏まれてなくなるから、当然か。
左手の階段に迂回。本堂に到着する。
本堂内の賽銭箱の前で手を合わせてお参りしていると、中に入ってお参りしていいですよと本堂内右手にある、納経所の方から声がかかる。
内陣に入りお参りをする。
ご本尊と思っていた厨子は前立観音で、暗くて見えないが、奥のご本尊に近づいてお参りすることが出来る。
一番札所だけあり、御朱印帳も納経軸も種類が豊富にある。
納経軸を購入し、御朱印をいただいた。
地図をいただき、２番札所 岩殿寺へ向かう。
両側に整然と住宅のある道を歩いていくのだが、紫陽花が満開だ。
何年分の紫陽花を今日１日で見るのだろうと思うぐらい。
汗を拭きふき、最後は住宅街の細い道を歩き、２番札所にたどりつく。
門のところに箱があり、100円を入れて拝観する。
ここは杉本寺より階段が長く、山感がある。
逗子の街を少し遠くに見下ろすことができる。
ここでも紫陽花が満開でした。
旧観音堂の裏に洞窟があり、ここにも観音様が祀られていた。
禅宗のお寺らしく、ピリッとした雰囲気がある。
ご住職によれば、杉本寺の御朱印をいただいた際に小さい丸いハンコが押されているが、発願（ほつがん）印といって、１番から打ち始めた場合のみにいただけるものとのこと。同様に３３番さんの御朱印を最後にもらう場合のみ、結願（けちがん）印が頂けるそうで、番号順にお寺が近いわけではないので、途中の順序は自由だけど、最後は３３番さんにした方が良いとのことでした。
２番札所までは鎌倉駅から遠ざかる方向に歩いてきたが、３番札所 安養院へは鎌倉駅に戻る方向で歩く。
ここも門に設置された箱に100円を入れて拝観する。
山の上ではなく、街中にあるお寺である。
立派な槇の木があり、壮観である。
今回は残念ながら終わった後で花殻がついている状態だったが、躑躅の木が多くあったので、躑躅の季節に訪れると良さそう。
本堂の中には入れないが、仏様のお姿はよく見える。
御朱印をいただき、４番札所に向かう。
４番札所の長谷寺まで歩く気力はなかったので、とりあえず鎌倉駅を目指す。
鎌倉からは江ノ電で長谷駅へ。
長谷駅から長谷寺までは流石の観光地、人が多く、のろのろと歩く。
自動販売機で300円を払い、チケット購入。お寺の中へ。
立派なお堂で、立派な観音様にお参り。
納経所の列に並ぶ。順番がきて納経軸を渡し、プラスチックの番号札をいただく。ホテルのクローク的な感じですね。
あじさい路の入場整理券をお寺に入るときにいただいたり、入場待ちの時間だったか番号が、電光掲示板で表示されるなど、お寺といえど参拝客が多いと、捌くためのシステムは今どきなんだなあとなぜか納得。
預けた納経軸をいただき、他のお寺で堪能しつくしたので、待ち時間90分のあじさい路には行かずに本日は打ち止め。
長谷から江ノ電で藤沢へ。
藤沢駅で売っていたオギノパンを購入し、中央林間を経由にて帰宅しました。
本日の成果。
