痛くない死に方

なんとも言えないタイトル。

それは、
自分と向き合ってくれる
訪問診療の医師や看護師と
出会えるか…

先日、旦那さんと観てきた映画🎦

ある研修を通して、ここ数年、
学んできてること。

その研修そのものです。

予想以上に、観にきてる人が多く、
私の母世代、
60代以上の女性が多かった印象です。

あの中に、同業者はどれくらいいたのだろうか。


奥田瑛二さんが演じる、在宅医🩺が、
病院で働く医者と在宅医の違いを話す場面

涙が止まらなかった…

前者は、
患者さんを、臓器として診る

後者は、
患者さんを、物語として診る
いわゆる、
身体的、
精神的、
社会的、
スピリチュアル的に…
いろんな側面から診る。

そして、人として関わる。

患者さんが、
何を
望んでいるか。

そして、
それを
理解しているか

それに尽きる。


病気しか診てない…

看護師として働いてきて、
何度も、何度も、そう感じてきた。

それで、ここ数年、
ある研修を通して、学んできている。

学んできたからこそ、

分かっているのに、
何も変えられていない自分。

それが悔しくて、不甲斐なくて…
涙がとまらなかった…

自分は、何をしているのだろうか。

おそらく、あの映画を観ていて、
あの場面で、
涙がとまらなかったのは、
私だけ
かもしれない…

最近は、
看護師で仕事が出来る人というのは、
早く仕事を終えること
という認識がある気がする…
特に、若い看護師さんたち。

それは、看護=業務ということ?

患者さんと話していて、
記録する時間が遅くなり、時間で終わらない。

仕事、遅っ!

と、なりがちな構図。

病院で、
患者さんの1番そばにいて、
寄り添って、
患者さんの思いを汲み取れる
その存在が、
看護師なんだと思うが…

看護をすることは業務ではない。

この映画を観て、

また、
原点を思い知らされる…

この映画、
病院で上映してほしい…





現実的に、
今の生活を変えることは、困難です…

でも、
やっぱり、

在宅看護、
訪問診療、
訪問看護に、一度携わりたい…

ただ、
それは、

臓器としてではなく、
人として、
患者さんの物語を
診てくれる医師がいれば、
の話ですが…