なんとかなるさ。発達障害の息子と歩く道 -2ページ目
色々考えたというか、ゆったり治療をすすめた  いという気持ちと金銭的にその方がスムーズということを考慮して、仕事を辞めることになりました。

次の仕事の目処がなく、退職するのは初めてのことなので、ちょっとドキドキではありますが、保育士の資格をとっておいて良かった。
生きていれば、再就職も不可能ではないと思ってます。(甘いかな?) 

ただ、休んで気持ちが大分失速しているので、
保育士という仕事にもどりたいかは、わからないです。
大好きな仕事ではあったけれど、もう現場で毎日追われて生活するのは、少し嫌だなとおもいはじめています。

ゆったりと子供と対峙したい。そんな仕事をしたい。
大人も子供も少しのゆとりを持てる環境で向き合えるならとおもいます。

時代は今、生き急ぐかのように人によっては赤ちゃんのときから、時間単位で成長を要求されて、子供達それぞれの発達でさえ 標準化し、少しでも外れたら問題視されるようになってきました。

ちょっと変わった子供かちょっと変わった大人になる時代では、なくなりました。

私は今やっている「僕らは奇跡で出来ている」
にはまっているのですが、
主人公の先生は明らかに自閉傾向がありますが、ドラマのなかでは主人公に発達に問題があるのに、はっきりとした診断めいたものはありません。
というか、そういう表現を避けているのだとおもっています。
主人公がもつ独特の世界観を生かして、大学の講師になれているというのは、ありそうでない話なのだけれど、そういうの憧れるお母さんは少なくないと思う。

うちのこどもちょっと自閉傾向あるけど、好きなことは他の子よりできるから、ギフテッドかもー。
そう、いつのときも子供の未来を信じることは必要ですが、ギフテッドだとしてもそこを社会とどうつなげるかは、結構難しいことです。

そういう意味で、あのドラマはとてもいいかなとおもいます。

はっきりとした診断名があるわけではないけれど、こだわりやできないことがある主人公か歯車の大きさがちがっても社会と噛み合いながら生活をできるかもたいう希望を持てるから。

ちなみに息子くんもこのドラマはまっています。

自分はどうやっていきたら、社会と噛み合えるのかを考えるきっかけになるといいね。

世の中はあなたが思うよりずっと厳しい。
けれども、いつもしかめっ面じゃつまんないから。

自分のことを理解してもらえることも大事だけど、
自分が理解したいとおもうことのほうが、もっと大事だから。

がんばれ、息子くん。

さーて、今日は年内さいごの抗がん剤
やってくるぞー!ではでは。