ロング散歩に行きたくて仕方ない様子のビションフリーゼ。
しかしまだ無理はさせられない。
お互いの気持ちがすれ違う。
遠くまで歩きたいビションフリーゼと、せめて抜糸までは軽い散歩にしておきたい私。
普段心がかよっているようでも、こういうときのすれ違いはお互いに大きなストレスを生む。
彼の言いたいことはわかる。いつも歩いていた遠くにある電柱にマーキングをしたいのだ。
自分がきたことを周りの犬に知らせたいのだ。
ただ、まだ機は熟していない。
そう心の中でビションフリーゼに話しかけ、私は帰路につく。帰りたがらず地面に張り付くビションフリーゼを抱えて…。