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こども造形美術研究所 アトリエベッポの 友繁典子です。


アトリエベッポは、ただいま、

北海道にある、大人がシュタイナー教育や思想について学ぶ唯一の全日制の学校。


シュタイナー人智学共同体ひびきのむらに来ています。



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ひびきのむらからの風景

只今、サマープログラムの真っ最中。

シュタイナーの勉強のために、共同体での暮らしを体験するために。
全国から人々が集まって来ています。

大人たちが安心してプログラムに参加できるように!

幼児さん、小学生のプログラムも用意されています。

アトリエベッポは、そんな小学生のプログラムを一部担当しています。

いつもは、シュタイナーの思想を参考しているアトリエベッポですが、

今回は、シュタイナーのやり方といいますか、そういったことで授業をすすめています。

一年間のひびき村でのファンデーションコースの勉強。

シュタイナー教育教員養成での勉強。

息子の学校の先生方の立ち姿。
アトリエベッポでの実践。
などなど。

理論は頭に入っていますが、
実際にシュタイナー教育の本場?
で、シュタイナー的に、授業をするのは、初めての経験でした。

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サマープログラムでのイベントキャンプファイヤー


普段のアトリエベッポの工作や、造形遊びの授業をどう落とし込むのか?

毎日頭を悩ませて、ベテランのスタッフの方に相談し意見を聞きながら、授業をすすめています。

一番、苦戦して苦労していることが、1つあります。

それは、
「説明をしないこと。」

流れるように、身体に落とし込むように、子どもたちに伝えることです。

これは、私の言葉なので、正解なのか?は、わかりませんが、

私の理解の中では、
公立の小学校の教え方と、
シュタイナー学校の教え方の大きな違いはここにあると、感じています。

例えばこんなことです。
公立では、

「さぁ!これから、こんなことをします。」

「それには、こんな注意点が必要です。
道具はこれを使います。」

「いいですか!先生の話をよく聞いて理解すること。」

「よく聞いていないとダメですよ!一回しかいいませんから!理解しないと出来ませんよ。」
なんて、先生たちは言ったりします。



シュタイナー学校では

説明がない。

低学年のうちは、身体に落とし込む?というのでしょうか?
頭をあまり使わせないようにします。

例えばですが、

これを作ります!なんて言わない。

これを作るための雰囲気?
世界を伝えるためのお話(ファンタジー)から、始まります。

そして、具体的なやり方。

例えば織物だったりすると、その動作を歌やダンスみたいにして、説明?というか、伝えていきます。

例えば、絞り染めなんかは、

小豆やビー玉を入れて、輪ゴムでしばったりするのですが、それをこんなふうに説明します。


「てるてる坊主を作って頭のところをクルクルクル。」

すると、子どもたちはその歌を歌いながら作業するんです。

だから、先生はすごく、感覚をフルに使うんです。

普段、アトリエベッポでは、幼児クラスは、こんなふうに授業をすすめています。

でも、アトリエに通ってくる、公立に通う小学生に、それをすることは、とても難しさを感じています。

子どもたちは、
すでに学校で、説明して、聞いて、実践する!ということに慣れているのです。

そういった子どもたちはすぐに答えを知りたがります。


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ひびきのむらで遊ぶ子どもたち
空想の船で草原をどこまでも、駆け抜けています。



話は戻ってひびきのむらでの私の挑戦。

シュタイナー的にアトリエベッポの授業を小学生に展開すること。

テーマは「説明しないこと。」

Don't think feel !

これは、説明をすることになれた、教師には非常に難しいです。

でも、これは子供たちが、心地良いことなんだなと、授業をやっていて非常に感じます。

ひびきのむらに滞在して数週め。

今日から新しい一週間が始まります。

今回は、公立小とシュタイナー小学校の違いについて自分なりに思うことを書きました。

また、ひびきのむらでの気付きをレポートしたいと思います。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

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ひびきの村の近くの洞爺湖にて