京都市左京区岩倉、国際会館駅近くの

こどもの造形お絵かき教室。

土曜日の小学生のアート教室。

こども造形美術研究所アトリエベッポの友繁典子です。

先日、秋からの土曜日の小学生のアート教室が始まりました!

クリスマスまでの季節までの五回の連続講座です。

ほとんどがずっと続けて来てくれている一年生から、四年生までのお子さんが10名近く

!今回も参加してくれています。

初日は自己紹介や簡単なゲームなどから始めました。

そして!そして!

約3000個の紙コップを使っての造形遊びがスタートしました。

今まで一人一人での、製作が多かった土曜日のクラスの子どもたちです。

「一人でつくるのではない!」と聞いて。

ブーイングの嵐が吹きました。

「自分の好きなように作りたかったのに!」

条件を聞いてみんな、プリプリ。


一年生はね、まだ可愛らしくて。

目の前にあることを楽しそうにモクモクと取り組んでいました。

アート教室も始まって一年立ちました。

関係も深まるお子さんたちも増えてきて、大きくなってきて。

みんな自我が目覚めてきました。

おっとー。

となったノリコ先生でしたが。

なんとか、頑張りました。

造形遊びというのは、みんなで何かやる!というのをアトリエでは大切にしています。

アトリエの講師の仕事は何かを教えるのではなくて。

「こどもの製作意欲に火をつける!」です。

ブーイングの嵐なんて気にしな~い。です。

少しずつ、少しずつ。

ジワジワと地道に授業を進めました。

結果みんな夢中になって遊んでくれました。

今回は初めて参加のお子さんもいらっしゃって。

全員で何かを作るということまで、出来ませんでした。

でも、紙コップで自分のやりたいイメージを相手に伝えてみる。

実際に友達と協力してやってみる。

でも、壊れちゃったりしたりする。

今度はどうしたらいいのかな?と話し合って工夫してみる。

そんな、場面が沢山見られました。







最後は写真を撮って、すべての紙コップを片付けました。

あと、ビックリするくらい紙コップだらけだった、アトリエはいつものアトリエに戻っていました。

お迎えに来たおうちの人たちは何をやっていたのか?
さっぱりわからない様子でした。

写真をお見せして!
「わあーすごーい。」なんてね。

終わった子どもたちは、それぞれやりたかった一人での紙コップの工作に夢中で取り組んでいました。

ブーイングが起きるくらいこれをやりたかったんだもんね。

今日の一言!

一年たって去年から参加してくれている一年生たちは、二年生になりました。

そして、もうすぐ三年生に向かっています。

ただ、ただ、大人や先生たちから素直にいろんなものを受け取っていた時代は終わりが近くなってきているなと感じました。

いろんなことに、気が付いて意見してきてくれます。

「こどもに自由にイキイキとさせる!」

ということを望まれてアトリエを訪ねてくださる保護者の方がとても多いです。

こどもの自由にさせる!

ということを2.3年生になるときに、改めて私は考えさせられます。

子どもたちが成長をして一人前のことを言えるようになってきます。

「なんで、お母さんはこんなの?」
に、代表するような。

大人への批判も増えてきます。

今回の授業もそうでした。

「ひとりでやりたい!」

「みんなでやりたくない!」

「やりたいことが、出来ないなんて面白くない!」

なんて。声が聞こえました。

でもね、ここでね、自由にやらせるというのは、違うんです。

例えば、私が、

「じゃあ!自由にやっていいよ!」

「その代わり、面白くなくても面白くなるように工夫するんだよ」

なんて声かけとしたとします。

それは、こどもにとって自由ではないと、私は考えます。

アトリエベッポではこれをしません。

どうやったら、こどもの心に火をつける!ことが出来るか?を工夫します。

今回の授業は、

初めてあった子ども同士の一つの輪をつくる!
でした。

自我が目覚め出したお子さんたちを相手に、
最終の目標だった、


みんなで何かをする!

というところまで行けませんでしたが、。

少しずつ幼年期に別れを告げ始めたお子さんたちを相手にして大切にしたいことを思い出した授業となりました。

かわいい一年生。

少しずつお生意気にになってくる、2.3年生。

さて、冬に向かってどんなどんな、展開になるのでしょうか?

子どもたちの成長が楽しみだな!


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