こども造形美術研究所アトリエベッポの高嶋典子です。


私はずっとミクシイで日記を書いているのですが、、、。


北海道のシュタイナー人智学の共同体にいた頃のこと、、、。

最近、日記を読み返していました。


2007年の秋、、、。懐かしいな、、、。


ちょっと、自分の記録のために記します。


こんな感じのところでした。


タイトル

「そろそろシュタイナー」(2007年10月の日記)


毎日、シュタイナ-の勉強をしているこのごろの私です。
そろそろ、そのことについてかこうかな、と、。

シュタイナ-はすごいです。特に世界の在り方、人間の在り方、とても面白いです。自分がなんとなく感じていたこと、子供たちとかかわる上でもこれがいいのかと思っていたことに、すべて説明がつくというような。
びっくりします。

時々、魔法の世界みたいになります。
ミヒャエルエンデの「モモ」や「はてしない物語り」などはシュタイナ-の人智学をもとに書かれたようです。

子供のころから大人にいたるまでずっと影響力を持ち続けてくれている物語りです。

今、どっぷりとシュタイナ-の言葉や世界に入って吸収しています。

しかし、世界や人間、宇宙の不思議を読み解く心は人々の中にある。と思う冬の始まりの日々です。


タイトル記

「ヨハネ福音書」 (2007年10月の日記)

シュタイナーはキリスト教の聖書の解説をしています。
家族という血族に縛られないという生き方。
一人、一人、自立した個人という考え方。
シュタイナー教育を学ぶ上で参考になりました。


今、北海道の学校での授業でやっていること。

ヨハネ福音書のシュタイナ-の講義録をもとに、自分で表現をして、その心理を読み解く。

宇宙進化論。
宇宙はどうやって出来たか?人間存在とは何か?人間はどのように言葉を獲得したのか?鉱物と植物と動物と人間と。

←ここのあたりは、シュタイナー教育の基本です。
講座ではこんな言葉だとわからないので、もっと噛み砕いて、人形劇風に説明します。

何がなんだかわかりませんが、おもしろいです。

初めに言葉があった。言葉は神とともにあった。言葉は神であった。この言葉は神と共にあった。万物は言葉によってなった。成ったもので言葉によらずに成ったものは何ひとつなかった。言葉の内に命があった。命は人間を照らす光であった。光は暗闇の中で輝いている。暗闇は光を理解しなかった。
ヨハネによる福音書より


明日はどんな日々でしょう?

タイトル
「ひよこと宇宙の真理」  2007年12月の日記

北海道では農場のお手伝いもしていました。
そんな時に感じたことを書いています。


最近、仲良くしていた、ファームの人々が帰ってしまったので、一緒にごはんを食べる人がいなくなりました。
さみしいです。
週間前まで人がいつもいた、ファームハウスにはもうだれもいません。
一人、部屋に帰り、ご飯を適当にかき込み、勉強をする日々に戻りました。
でも、みんながいなくなっても、ニワトリたちの世話をちょこちょこお手伝いしています。
      
 ひよこ
夕方になると、ヒヨコたちは、ヒーターの効いた暖かい毛布のお部屋てお休みになられます。
そこは、ベニヤ板で周りを囲んであってふたがしてあってちょっと隙間が空いています。
暗くなると、みんなその隙間のなかに、一匹ずつポトリポトリと落ちて行きます。
そして、潜り込んで身体をくっつけ合って寝る準備をします。
ピヨピヨと鳴くので、ワンワンとか、ニャーとか動物の泣きまねをしてみました。
すると、、、、。
身体を寄せ合って、ジッとして動かなくなって、黙ってしまいました。
あんなにピヨピヨうるさかったのに、これには、すごくびっくりしました。
この感動をどんなふうに伝えたらいいのかな。
うまく言葉が浮かびませんが、一言でいうと、感動しました。

なんといいますか、「ひよこたち!あんたらかしこいね!あんたらも自然の中で生きとんのね!」という感じです。

やっぱり、自然には神様がいそうな予感がします。
そのあたりをうまいこと考えて学問にしたのがシュタイナーなんとちゃくかいな!と思いました。

毎日、授業で人智学専門用語?が飛び交います。
「精神の進化」
「他者にどれだけ帰依出来るのか。」
「物質に捕われてはいけない」
「深い思考」などなど。きっと、どれもすばらしい考えでと思うのですが、
毎日聞いていると、ちょっと飽きました。
←私は100パーセントシュタイナーを素晴らしいとは思っていません。
シュタイナーも宮沢賢治もすごいけど、

その生き方よりもそのとらえていた、
見えていた世界観に興味がつきません。

だからこそ産まれた、文学があり詩があり、音楽がある。そういうものであって欲しいなと思います。

やっぱり、自然といいますか、宇宙の成り立ちといいますか、なんというのかね。
さっき猫がニワトリをくわえて、走って行きました。

悲痛な叫びが聴こえました。コケー!コッッ。さよならにわとり。

みんなみんなそれぞれの思いをもって生きているんだな、とまた感動いたしました。


(すべてシュタイナー教育について学び出した頃のミクシイの日記です。)


懐かしい思い出です。

なんとなくシュタイナーはこんな感じです。


アトリエベッポはなんちゃってシュタイナーです。


まじめなシュタイナーではなくて、、、。


シュタイナーの良いところ。教育について、役に立つこと。たいせつなこと。お伝えできるといいなー。


シュタイナー教育入門講座 「アートで子育て」

5月より開講します。詳しくは、こちら  http://ameblo.jp/pippinoriko/entry-11512304944.html  



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