若い頃に読んだ本で、すごく影響を受けた本に
少年アート
と、いう本があります。その本を読んで現代美術に興味を持ちました。その後、作家活動をはじめるきっかけになるんだけど。

その話しは、またいつか。

その中に、最近一番感動した絵のことが書いてありました。

それは、保育園の園児が書いた一枚の絵。

画用紙いっぱいに二本の線が描いてあって、灰色に塗られていたそうです。
タイトルは、ぞうさん。

下に保育園の先生の注意書きで、
彼にはぞうさんは大きすぎて紙に入りませんでした。

なんか、すごいと若いながらに思ったのを覚えています。
その後、子どもの絵の指導にあたるとき、このエピソードを幾度となく思い出しました。

この子どものこの素敵な感性をつぶさなかった、環境と先生のことが、すごいなと思います。

そうなんです。一番の大事なことは、子どもの感性をどう引き上げてあげることが出来るのか?なんだと思います。

子どもはいろんなことに美を感じています。
子どもが見つめる世界には、いつもいつも、そこには、楽しくて美しい世界が広がっているんです。

そこに、寄り添ってあげたい。

そこを伝えて行きたい。
子どもの感性に寄り添えるお母さんが増えたら、もっともっと世の中明るくなるに違いないね。




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