思い返せば、一年生の頃は時間とお金という、今の私が最も必要としているもののうちの2つをすごく浪費していたなぁと思います。
食べることが元々好きだった私は、東京のケーキやお菓子を買っては食べ、みるみるうちに太ってしまい、体重は8㎏程増えてしまいました。
なぜそんなに食に暴走してしまったかといえば、一つはストレス。もう一つは時間を持て余していたことにあると思います。
ストレスに関しては、第一志望の大学に入学できなかったことが大きかったように思います。
高校生の頃、その学校に入るために多大な努力をしていました。もう私は、そこに行くものだと思っていた。
親や先生も、優しく見守りながら、あなたなら大丈夫と言ってくれました。
しかし現実はそう甘くありません。
前期試験をうけたものの、あと17点という、惜しいのか惜しくないのかよく分からない成績で落ちてしまいました。
私は悲しくて、悔しくて、大学に入学してからしばらくは、合格発表の日のことを思い出しては、授業中であろうと電車の中であろうと、涙ぐんでしまっていました。
今にも、叫びだして飛び出て行きたいような衝動に駆られることもありました。
しかし今振り返ると、落ちてしまったのは運が悪かったのでも、環境が悪かったのでも何でもなく、ただ単純に私の能力が及ばなかったからだ、そう思います。
家にいても勉強しているふりをして漫画を呼んでいたときもあったし、塾の帰りに遊びに行って、親にはあたかもずっと勉強していたという風に振る舞うこともありました。
総合的に考えれば、私自身の問題でしかなかったのです。
そして、浪人は絶対にしないと元々決めていたし、またあのような膨大な量の課題をこなすだけの努力はもうできないと思い、不本意ながらも今の大学へ入学しました。
そこでは当初の第一志望の大学の男子学生とのインカレサークルが多々存在し、私もそのひとつの、とあるテニスサークルに入りました。
正直に言ってしまえば、私は恋人が欲しかった。せっかく大学生になったのだから、恋がしたかったのです。
そして、私に見合うような人は、その大学に通う人だと思っていた。
なんとも根性の悪い話です。
しかし私の理想の恋人像というのは、アカデミックなことから下らないことまで、マルチな内容で冗談を言って、笑いあえるような人だったのです。(現在もそれは変わりませんが。)
そして、そのような人はその大学にしか存在しないと思っていました。
所詮、私も学校歴で他人を判断してしまうような人間でした。
そのような部分において、多少は改善しましたが、今も根本的には変わっていないかもしれません。
さて、サークルの話に戻ると、それは女子に関しては所謂「顔セレ」という、基本的にはモデル並みにかわいい顔の女の子しか入れないサークルでした。私はあまり熱心に勧誘された訳ではないので、そのかわいい子たちの引き立て役として、あるいは人数稼ぎとして入れてもらえたという感じでしょうか。
当初は、恋人が欲しいというよこしまな思いで意気揚々と参加していたものですが、飲み会などのイベントでは私は常に一人ぼっちになってしまうのでした。
それも当然、私はみんなのように整った顔立ちではないし、話もおもしろくありません。
おまけに運動も得意ではないので、テニスも下手くそ。
おそらく当時の私は、受験に失敗したショックから暗い表情をしていたでしょう。そんな悪い条件が2拍子も3拍子もそろった奴と、楽しく会話を続けられる人などそういません。
私はその空間にみんなと一緒にいても惨めになるばかりでした。
かわいくて話がうまい女の子や、彼女たちをちやほやする男の子。
彼らは、私が欲しくて欲しくて、でももう絶対に手に入れられないものを持っている。
そして、授業が大変だというような話をする。
私はそれを少し離れたところで見つめるのが常でした。
見かねた先輩がやってきて、お義理で話して下さることもありましたが、それは私をますます惨めにさせるだけでした。
そして後期が始まる頃になり、私はサークルをやめる決意をし、あらゆるイベントや練習に誘われても、やめるということを強調し丁寧に断りました。
今では学校内で当時の関係者と顔を合わせても、お互い知らんぷりを決め込んでしまうのですから、人の縁というのはそんなものかと苦笑してしまいます。
もちろん、私から積極的に話しかければ、彼らも陽気に答えてはくれるでしょう。しかしそうしたところで、空虚な世間話に終始してしまうことは目に見えているし、そうまでして繋がりを持ち続けたいとはどうも私は思えないのです。所詮、それだけの縁なのでしょう。
さて、少し話が脱線してしまいました。ストレス、という話に戻します。
このサークルに参加したことで、私はますます自分に対する自信をなくしました。
しかし自信をつけようにもどうしたらいいか分からない。
そのストレスを食にぶつけるようになりました。体重は増え、以前は余裕で着れていたボトムも入らなくなってしまいました。
思い通りに行動できない、意志の弱い自分に後ろめたさを感じ、それをまた食にぶつける、という負のスパイラルに陥ってしまったのです。
ストレスを解消する他の手段を、私は思いつきませんでした。
時間はたっぷりあり、暇ということもあり、ついつい食べ物に手が伸びる日々。
今思えば、なんてバカな時間とお金の使い方をしていたのだろうと思います。
デパ地下でケーキを2個も3個も買うお金があるなら、本を買えばよかったのに。
しかし今さら後悔してみても、生産性はありません。
なぜこうやって、自分が文字におこしているのかも分からない。
でもただなんとなく、残してみたくなった。それだけです。
現在は元の体重+3kgなので、一番太っていた頃よりは5kgほど痩せたことになります。
痩せた理由としては、多少は運動するようになったこと。加えて、好きな人ができたことで食欲がぐんと減ったことが挙げられます。
この恋は結局叶うことになるのですが、それについてはまた別の機会に書きたいと思います。
取りあえず今回は、このへんで。
といっても、続くかどうかも、はたまたこれを誰かが読んでくれているのかも分かりません。
分からないけれど、日々感じていることなどを、表現する場として使いたいと思います。
ぴっぴ