遺影を撮影。
昨晩、実母から、
「どうしよう、不安でしょうがない、今、どこに居るの?」
と、電話があった。
その時、息子と、
すき家で夕飯を食べていたので、
パパッと食べ終え、
すぐに実母の元へ駆けつけた。
母は、私が小さい頃から、
自律神経失調症やら、うつ病やら、
子宮系の病気の手術でお腹も3回切って、
その他もろもろ、色々と患っていた。
そこへ来て、最近、脳梗塞で入院をしたので、
たまに、
とんでもなく不安になるらしい。
私と息子は、母に会う前に、
軽く打ち合わせをする。
闇の世界を漂う母のもとに到着。
「オッスー、大丈夫かい」
と、私。
「不安で不安でしょうがないの、今、脳梗塞の薬飲んでいるから、精神安定剤飲んだらダメかと思って飲んでないの」
と、母。
そして、母の話はまだまだ続く、
「このまま、寝たきりになるくらいなら、いっそのこと、ポックリ逝ってしまいたい」
などなど、母の話はまだまだ続く。
とにかく、気持ちが落ちている時は、
ひたすら喋らせておくようにしている。
かといって、
私が真剣に話を聞いている、
というワケでもない。
なんなら聞いていない。
そして、ある程度吐き出したかな〜?
というタイミングで、
SNOW機能を使い、母を撮影し始める私。
「、、、、何撮ってんの?」
と、母。
「ん?遺影に使えそうな写真撮ってんだけど」
と、私。
しばし沈黙の後、
「キャハハハハハハ」
と、母が笑った。
そこから先は、
SNOW機能を使い、
母をギャルにしたり、
母を外人にしたり、
母をダルメシアンにしたりして、
遺影の撮影大会が始まった。
中でも、デーモン小暮みたいなメイクの遺影が面白かったので、その場にいた息子に見せたら、
「それが遺影だったら、参列者が大爆笑だよ」と言って大笑いした息子を見た母が、
「バアバは、葬式の時、皆に笑ってもらいたいから、こういう遺影がイイの〜っっ」
と言って、さらに大笑いしていた。
先程まで、
「ポックリ逝きたい」と言っていた人とは思えないほど、顔の血色も良くなり、
「もう大丈夫だから、帰っていいわよ〜」
と、言った母の顔は、
逝きたい人
ではなく、
生きたい人
の顔に変わっていた。
昔から、私の周りには、
精神的に苦しむ人がなんとなく集まってくる。
彼ら、彼女らの共通点として、
皆、とても責任感があり、
皆、とても、優しく、
皆、とても人間らしい感情がある。
そして、なにより、
生きたいんだと思う。
なので、
母のような疾患を持った方々は、
私にとっては、
愛しい存在でしかない。
私には持ち合わせていない、
豊かな感情が、
精神的な色々な疾患を呼び寄せ、
本人にしてみたら、
大変なのだろうけれど、
人間らしいと、
私は思う。


では皆様、本日も良い1日をお過ごし下さいませ
またね
ハッ明日は、ついに、
人間vsケモノ達の、写真アクセス合戦の集計発表だ
人間の私が負けるようなコトがあれば、
ケモノになりますよ、私。
フフ〜ン