大好きな我が子を主役にしてお話を作ってみました。
子供たちに読んであげたら、ゆったん号泣、ようちゃんもぎゅ~~としてきて
「今日、ママと一緒に寝る~~」と言ってました
イライラした時に読むと初心を思い出そうという気持ちになります。
**********************************
ゆうじくんとようじくん(名前は仮名です) 文:chiezo
ゆうじくんは3人家族。パパとママと3人で毎日楽しく暮らしていました。
でも、他の子のおうちの赤ちゃんが大好きで、赤ちゃんを見るとほっぺを
「ツン!」
と人差し指でさわったりスリスリしたり・・・。
「ぼくのおうちにも赤ちゃんほしいなぁ。」
そう思っていました。
そのころ、空の上ではようじくんが誰のおうちの子のなろうか迷っているところでした。
赤ちゃんは生まれる前、どこのおうちの子になるか自分で決めるのです。
ですから、みんなどこに行けばパパやママが自分をかわいがってくれるか
とってもとっても考えます。ようじくんも、
「あのおうちはパパがこわそうだな。あそこはパパとママがいつもケンカしてるなぁ。あっ、あのおうちにはおねえちゃんがいる!ワンワンのいるおうちもいいなぁ。」
いろいろなおうちがあってなかなか決まらず、下のおうちをながめています。
「あ、あのおうちはパパもママもとってもやさしそう。おにいちゃんも赤ちゃん大好きなんだ!きっとぼくのこともかわいがってくれるね。3人なかよしだなぁ・・・。
きめた!あのおうちの子になりたい。」
ようじくんは、さっそく神様におねがいしました。
「神様。あのママのおなかに入りたいの。どうかあそこのおうちに行かせてください。」
そういうと、ようじくんの背中に羽がはえてきてフワフワと浮かびました。そして、空からだんだんと下に近づいてきて、ママのおなかの中にスーッと入っていきました。
「やった!ママの赤ちゃんになったぞ。早くみんなにあいたいなぁ。」
パパもママもおにいちゃんも、いつもおなかの中のようじくんにむかって話しかけていました。
3人にとって、ようじくんは待ちに待った赤ちゃんでした。ママはだんだん大きくなるおなかをさすりながら、幸せな気持ちでした。
そして、ついに家族に会える日がきました。
おなかの中は暗くてあたたかかったけど、外はとってもまぶしくてさむいです。
初めて、ママに抱かれてようじくんは少しだけ安心しました。パパやおにいちゃん、おじいちゃんおばあちゃんもみんな待っててくれて、みんなようじくんをみてニコニコしています。
「ぼく、このおうちをえらんでよかった」
ママのおっぱいを飲みながらようじくんは思いました。
ようじくんのまわりには、いつも笑っているパパ、ママ、ゆうじくん。
ゆうじくんは、ママと一緒にようじくんの体を洗ってくれたり、オムツを替えてくれたり、とってもやさしいおにいちゃんです。
ようじくんも、ゆうじくんにだっこやチュウをされるのが大好きで、いつもおにいちゃんの
ことをみていました。
少しだけ大きくなったようじくんは、おにいちゃんのまねをしたり一緒に遊んだりできるようになり、毎日楽しくてしかたありません。おにいちゃんと遊んでいると、楽しすぎてついついテーブルの上のコップをこぼしてしまったりして、ママに怒られます。
そんなときは、
「こめんちゃい。」
そういうんだって。ママが教えてくれました。いろいろな言葉を言えるようになったようじくんは、パパ、ママ、おにいちゃんとおはなしするのが大好きになりました。
そして、ようじくんは思いました。
「ぼく、やっぱりこのおうちに生まれてよかった。たまに怒られたりして泣いちゃうけど、ぼくのことが大好きだから怒るんだってママが言ってた。大きくなって困らないようにいろいろ教えてくれてるんだって。おにいちゃんともたくさんケンカしちゃうけど、ふたりのときはすごくやさしくて頼りになるかっこいいおにいちゃんだし、パパもお仕事お休みのときはたくさん遊んでくれる。3人とも大好き!」
ようじくんは、なんだか涙が出てきました。
でも、不思議なことにかなしくありません。とっても幸せな気分でした。
それは、パパもママもゆうじくんも同じでした。4人でいるととっても幸せな気持ちになってくるのです。
4人は思いました。
「みんな大好き!」
家族になってくれて ありがとう。
おわり
子供たちに読んであげたら、ゆったん号泣、ようちゃんもぎゅ~~としてきて
「今日、ママと一緒に寝る~~」と言ってました

イライラした時に読むと初心を思い出そうという気持ちになります。
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ゆうじくんとようじくん(名前は仮名です) 文:chiezo
ゆうじくんは3人家族。パパとママと3人で毎日楽しく暮らしていました。
でも、他の子のおうちの赤ちゃんが大好きで、赤ちゃんを見るとほっぺを
「ツン!」
と人差し指でさわったりスリスリしたり・・・。
「ぼくのおうちにも赤ちゃんほしいなぁ。」
そう思っていました。
そのころ、空の上ではようじくんが誰のおうちの子のなろうか迷っているところでした。
赤ちゃんは生まれる前、どこのおうちの子になるか自分で決めるのです。
ですから、みんなどこに行けばパパやママが自分をかわいがってくれるか
とってもとっても考えます。ようじくんも、
「あのおうちはパパがこわそうだな。あそこはパパとママがいつもケンカしてるなぁ。あっ、あのおうちにはおねえちゃんがいる!ワンワンのいるおうちもいいなぁ。」
いろいろなおうちがあってなかなか決まらず、下のおうちをながめています。
「あ、あのおうちはパパもママもとってもやさしそう。おにいちゃんも赤ちゃん大好きなんだ!きっとぼくのこともかわいがってくれるね。3人なかよしだなぁ・・・。
きめた!あのおうちの子になりたい。」
ようじくんは、さっそく神様におねがいしました。
「神様。あのママのおなかに入りたいの。どうかあそこのおうちに行かせてください。」
そういうと、ようじくんの背中に羽がはえてきてフワフワと浮かびました。そして、空からだんだんと下に近づいてきて、ママのおなかの中にスーッと入っていきました。
「やった!ママの赤ちゃんになったぞ。早くみんなにあいたいなぁ。」
パパもママもおにいちゃんも、いつもおなかの中のようじくんにむかって話しかけていました。
3人にとって、ようじくんは待ちに待った赤ちゃんでした。ママはだんだん大きくなるおなかをさすりながら、幸せな気持ちでした。
そして、ついに家族に会える日がきました。
おなかの中は暗くてあたたかかったけど、外はとってもまぶしくてさむいです。
初めて、ママに抱かれてようじくんは少しだけ安心しました。パパやおにいちゃん、おじいちゃんおばあちゃんもみんな待っててくれて、みんなようじくんをみてニコニコしています。
「ぼく、このおうちをえらんでよかった」
ママのおっぱいを飲みながらようじくんは思いました。
ようじくんのまわりには、いつも笑っているパパ、ママ、ゆうじくん。
ゆうじくんは、ママと一緒にようじくんの体を洗ってくれたり、オムツを替えてくれたり、とってもやさしいおにいちゃんです。
ようじくんも、ゆうじくんにだっこやチュウをされるのが大好きで、いつもおにいちゃんの
ことをみていました。
少しだけ大きくなったようじくんは、おにいちゃんのまねをしたり一緒に遊んだりできるようになり、毎日楽しくてしかたありません。おにいちゃんと遊んでいると、楽しすぎてついついテーブルの上のコップをこぼしてしまったりして、ママに怒られます。
そんなときは、
「こめんちゃい。」
そういうんだって。ママが教えてくれました。いろいろな言葉を言えるようになったようじくんは、パパ、ママ、おにいちゃんとおはなしするのが大好きになりました。
そして、ようじくんは思いました。
「ぼく、やっぱりこのおうちに生まれてよかった。たまに怒られたりして泣いちゃうけど、ぼくのことが大好きだから怒るんだってママが言ってた。大きくなって困らないようにいろいろ教えてくれてるんだって。おにいちゃんともたくさんケンカしちゃうけど、ふたりのときはすごくやさしくて頼りになるかっこいいおにいちゃんだし、パパもお仕事お休みのときはたくさん遊んでくれる。3人とも大好き!」
ようじくんは、なんだか涙が出てきました。
でも、不思議なことにかなしくありません。とっても幸せな気分でした。
それは、パパもママもゆうじくんも同じでした。4人でいるととっても幸せな気持ちになってくるのです。
4人は思いました。
「みんな大好き!」
家族になってくれて ありがとう。
おわり