季節は春夏秋冬を駆け巡り 移りゆくけれど
ピアノだけは常に自分の傍らに空気のように存在する
そして誰に定められたわけでもなく
自らが選んだ“ピアノ講師の道”だった
しかし思えばずっとトラブル続きの講師生活……
騒音問題でレッスンができなくなり一度に多くの生徒を手放したり
病気や怪我で長期間中断したことあった
ある時は隣接する他教室とのもめ事に
争わなくては教育はできないのかと嘆いた
「先生は生徒さん何人教えていらっしゃるんですか?」
世間の興味(評価基準)もその程度のレベル
理想と現実はかけ離れ過ぎていた!
年々気力も失せ
時々訪れてくれるJEUGIA楽器店の営業さんに
心配をかけるほど
長い長いスランプが続いた
そんな時
PSTAの会報誌に「ブロードバンド音楽講座」の案内を見つけた!
なんだか堅苦しそうな講座名に しばらくは見て見ぬふり・・・
しかしある時「属七はえらい!」という講座タイトルに
妙に心を動かされ 笑みがこぼれた
とりあえず覗いてみよ~かと
恐る恐る初参加
タイトルが「属七について」とかだったら
絶対に参加してなかったと思う(笑)
これがスランプという名の
長い長いトンネルから
抜け出す第一歩となった
つづく