こんにちは。
すっかり涼しくなりましたね。
秋到来、ということで読書シーズン到来です。
電車の広告で見てタイトルのインパクトがすごかったのと、
「オヤジ、高校辞めてもいい・・・?」
「いいよ」
というこの軽さ。
面白そうだなー、読んでみたいなーと思い予約中だった本がやっと図書館に届きました。
強烈なオヤジが高校も塾も通わせずに3人の息子を京都大学に放り込んだ話 (一般書)/徳間書店
- ¥1,512
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まず、表紙をみて「あ、これはソクラテスじゃん」っと思いますます面白そうに感じました。
ワクワクしながら読み進めると、テンポもよく、読み易かったので一気読みできました。
長男が綴った3兄弟の記録になっています。
読む前は、変わったお父さんがいてその息子達が京大に受かるまでのサクセスストーリーかなってただ思っていたけど、読んでみたら教育学や発達心理に基づいている立派な教育本だなーと感じました。
●子どもが何かを学ぶためには子どもの認知能力の発達段階に合わせて題材を選ぶ
●自分の言葉で説明させることにより、ひとつひとつ身につけさせていきながら、自信と関心を深める
●成長を促すためには、ちょっと背伸びをすれば届くような難易度のものを与える
●試行錯誤のプロセスをたどり答えを出す前にやり方を自分で発見していく
●ひとたび感性が動けば、もっと知りたいと心に火がつく
etc
簡単にいくつかあげてみましたが、ヴィゴッキーの最近接領域とか、自己肯定感を高めることの重要性とか、ブルーナーの発見学習とかレイチェルカーソンが言ってたセンスオブワンダーとかにしっかり基づいて教育されていっているんです。その他にも保育士試験で学ぶようなことが色々でてきましたよ。
3兄弟は京大に入るための勉強を単にしてきたのではなく、幼少時代から地頭が鍛えられていたんだなと思いました。
この強烈なオヤジのようには誰もがなれるわけではないけど、考え方に共感した部分は山ほどあったので、我が家でも取り入れられるようなことは取り入れていきたいと思いました。
保育士試験を受けた後読むと、これってあれのことだ!とか色々気付くことも多いと思います。
笑える面白エピソードもたくさんあるし、簡単に読めるので、オススメです!