最近仕事ハードです。

こんな日は大好きなビールです。おいしいです。最近はよなよなエールにはまっています。




本日入院された患者さん

肺扁平上皮癌で化学療法を予定

レジメンとしてカルボプラチン+パクリタキセルを予定しているとのことですが、この患者さんアルコールが飲めないとのこと。一口で顔が真っ赤になるらしい



あれ?パクリにアルコール結構入ってるよなと思い調べたところ、添付文書上は「適量」の記載。

適量ってなんだと思い詳しい人に聞いたら、

「PTX30mgあたりビール50ml相当」

とのこと


200mg/m2 で投与するなら、約ビール500mlものアルコールですね。結構多いです。


医師に伝えたところ、アブラキサンの使用を考えるとのこと。




まじか。初のアブラキサン。

アブラキサンの特徴(メーカーより)
①アルコール使用してない
②抗アレルギー薬などの前投薬不要
③点滴時間短い 30分

ただし高価である



アブラキサンの試験 CA031 アブラキサンはweekly
http://www.abraxane.jp/lung/result/
連休明けは仕事が忙しい…

休み中に入院した患者の持参薬を確認しないといけないからです。

あまり残業したくないのですが、やむおえず。




明日からドセタキセル+プレドニゾロン療法が開始になる患者がいます。

去勢抵抗性前立腺癌の患者。

Tannock IF, de Wit R, Berry WR, et al. Docetaxel plus prednisone or mitoxantrone plus prednisone for advanced prostate cancer. N Engl J Med. 2004; 351: 1502-12. (Ⅰ)

前立腺癌はホルモン療法が一般的ですが、ホルモン療法もいずれ効果がなくなります。そういったときに化学療法が使われます。

ただこの患者さん、疼痛コントロールがうまくできていない患者さんであり、PSが低下した状態でのDOCはあまりよろしくないので、疼痛の方もしっかり見ていきたいと思っております。
薬学部卒業後の就職先

※薬学生だったころの僕の勝手なイメージ
・製薬メーカー ⇒ 給料、福利厚生良し。なによりカッコいい。ただ、就活大変
・卸 ⇒ ???
・調剤薬局 ⇒ お金良し。服薬指導たくさんできる。けど薬の知識に偏りそう。
・病院 ⇒ お金少ないけど、臨床基礎知識の勉強できる。注射薬扱える
・ドラッグストア ⇒お金よし。薬剤師以外の仕事もしないといけない  



調剤薬局、病院どちらも行きたかった僕は
①薬局⇒病院
②病院⇒薬局



であれば②の方がすんなり行けると思い、病院に就職することを決めました。


----就職後-------

1年かけて調剤業務、注射鑑査、病棟業務、薬品管理業務(発注など)、化学療法業務を学び、病院のおおまかな業務は出来るようになってきました。(まだまだ未熟ですが…)

それで思ったこと…病院への就職は正しかったのか?


…病院薬剤師に就職して良かったと思います。

理由①化学療法

抗がん剤は殆んどが注射であり、調剤薬局では学ぶのが難しいかと思われます。特に化学療法目的で入院された患者さんのケアは病院薬剤師でしかできないので、化学療法前の説明、副作用の説明、支持療法の提案など、患者さんに寄り添うことができます。


理由②病棟薬剤師

薬を選ぶのは医師です。調剤業務を行う上で薬剤師の職能として医師に対する疑義照会があります。しかしほとんどは「次回までの日数が足りない。貼るところは?目薬さす目は?カマは余っているのでもういらない」などなどです。薬剤師の独断で説明してはいけないので医師に確認することになりますが、正直確認だけなら薬剤師じゃなくてもできます。

そのくせして、検査値を無視してドンドン調剤することがほとんどです。(業務量的に仕方のないことかもしれないですが…)調剤は事務的な作業になっていると思います。

病院には病棟薬剤師がいます。病棟薬剤師はその病棟の患者さんひとりひとりの薬剤管理を行います。これにより、腎機能、肝機能の確認。抗癌剤の副作用の確認、支持療法の提案、抗生剤の選択など多岐にわたって治療に貢献できます。「○○さん、腎機能が落ちてきているので、○○は中止にした方がいいのでは」「○○さん、遅発性の嘔気があるらしいので○○を○○に変えた方がいいのでは」など、薬剤師としてのやりがいがあります。


理由③薬剤師の小ささに気づくことができた

薬剤師は医師から処方された薬を説明するだけです。責任は小さいです。毎回決まったことを言えばいいから

医師、看護師は一人一人の患者を総合的にケアしなければいけません。慎重に検査して診断、治療し、患者がいつどのように急変するかわからない状況で、毎日責任を負いながら業務を行っています。決められた説明を繰り返す薬剤師とは医療に対する貢献度が全く違うと思います。

病院から看護師がいなくなったら、機能しません。医師がいなくなっても機能しません。薬剤師がいなくなったら…  なんとなく機能しそうです。笑 1年目から薬剤師が上に立つ調剤薬局に就職していたら医療における井の中の蛙状態になっていたかもしれません。


以上3つが病院薬剤師になって良かったことです。まだ1年と8か月しかたってないので、未熟ですが、病棟薬剤師の先輩を見ていると抗癌剤の投与日決めちゃったり、抗生剤えらんじゃったり(提案という名の処方)ある一瞬薬剤師が主治医になることがあります。5年目の先輩なのですがその方を尊敬し、日々精進したいと思います。