この記事の私はメンヘラと思われてしまうかもしれません。でも真実は真実なので。

私は極度の「嘔吐恐怖症」です。もう何十年来の。

この恐怖症自体、ご存知ない方も多いと思われます。所謂高所恐怖症や閉所恐怖症は知られてるのになんで?と泣きたくなります。

私はもう何十年と吐いたことはありません。
常に吐き気止めで抑えます。
そして飲み屋街を歩く、また夜の電車に乗る、これは出来ません。
人が吐くかもしれない。
その恐怖感からです。

ですから、勿論、冬季は病院(特に内科)には行けません。上記と同じ理由から。

この季節…
何故こんなことをカミングアウトしたかというと、毎日毎日、ノロウィルスに怯えて過ごすからです。

嘔吐恐怖症は甘い病気じゃないので、常に予期不安とも闘っています。
少しでもムカムカしたらもうパニックで過換気症候群になりますし、誰か吐くかも、と思うだけで何も手につかなくなります。

最近ではようやく色んな病院で「嘔吐恐怖症なので外で待たせて頂きます」と病院の方に理解される様話せる様になりました。

でも私の職業上、お稽古場は私の恐怖の場所です。
羅漢されてる方が来られてるかもしれない。
塩素を持ち歩き、塩素入りエアマスクをし、何度も何度もうがい手洗いをしてるときに泣けてくることもあります。
もし嘔吐恐怖症じゃなかったら?
こんなに毎日ドキドキして暮らさなくてもいいし、そう、映画やドラマもそういうシーンが出てくる可能性が高いからほとんど観られません…

今年は新型ノロウィルスの流行とか。

そのニュースだけでまたパニくり、予期不安が始まります。

エアマスクと持ち運びの塩素と吐き気止めとマスクと、それ以上どんな予防法がある?!
そう考えるだけで心臓がバクバクしてきます。

居酒屋さんなども宴会していたら入れません。飲み過ぎた方が万一?!
そして居酒屋さんを出たら即タクシーに乗ります。飲み屋街を歩けないから。

自分の吐き気はナウゼリンとプリンペランという吐き気止めを持ち歩いてるから(プリンペランは結構キツい薬です)自分で抑えられるけど、人のは…どうしようもない。
見たら倒れるからいくらお金がかかろうとタクシーしかありません。

私のこの恐怖症を強く理解してくれているのは親方だけです。
たまにドラマを付けてもそういうシーンがありそうなら、すぐ背中の方へ行かせてくれるし、病院でも待ち合いで待っていてくれて、私を気分悪そうな患者さんから遠ざけてくれます。

私は…
親方が気分悪くても看護出来ません(泣)
なんて薄情な奴と思われても仕方ない。それがこの病気やから。

春がくるまでノロが下火になるまで、怖いです!逃げたいくらい怖いです!

でも嘔吐恐怖症の方は皆さん苦しんで、自分を責めて、それでも踏ん張っておられるから…
私も塩素消毒で乗り切らないと…

これは何十年も続いてる私の現実なんやから。

こんな重くて理解されない記事アップしてすみません。

でも私たち嘔吐恐怖症の思いはこの恐怖症への認知です。職場でもこの恐怖症をカミングアウト出来たら…この恐怖症で外出さえ出来ない人も減るでしょう。

でも理解され難い、それは百も承知です…

本当に重い内容、わかりづらい病気についての記事になってしまい、申し訳ありませんm(__)m

ぴぴ