日本人の美に対する感覚は素晴らしいと思っている。でも、金魚に対する日本人の美しさの追及にはどうも共感出来ないものがあった。ぶよぶよな形や、明らかに異型な種や色。品種改良の末に生み出された金魚たち。
なんて、思いながらやってきたアートアクアリウム。



私の中で金魚の存在が180度変わった。
様々な光に浮かび上がった金魚たちはとても美しい。長い歴史の中で鑑賞魚として品種改良された金魚たちは、とても儚げで可憐。優雅で妖艶。美しさだけを求められた生き物は、巨大な金魚鉢の中をふわふわと、ゆらゆらと泳ぐ。美しさの中に切なさも感じる。
花魁の舞も催されていた。金魚と花魁は、妖艶さを醸し出していた。



アートアクアリウム、一見の価値アリです。