こんばんは🌇あかでこと申します。

本日より南紀号もHC85系での運行に切り替わりました。すべて4両編成のD200番台で手配するのかな、と思っていましたが、記念すべき南紀1号はD100編成を2本繋いでブツ4で運転されたようです。この感じ、今の飛驒古川以北を思わさせますね。定期列車だけならちょうど4往復同士ですし。

 さて、昨日はキハ85系を見納めしようと再び南紀の方へ行ってまいりました。もう2度と見られないなら行けるうちに行っておこうと思った次第です。

それでは振り返りつつ投稿してまいります。

 

 3時15分起床。

寝不足でしたが、このくらいで起きておかないと見たい列車が見られません。先日と同じくみえ川越から高速道路に入ろうと思ってたら、入口封鎖と書かれていたので、みえ朝日から高速道路へ。紀勢道の勢和多気から紀伊長島まで封鎖しているので42号を走行。6時20分頃に熊野市へ到着したので、新宮方まで再移動せず、南紀2号を狙いました。

南紀2号入線前に、新宮行の普通列車が入線。反対の普通列車と南紀2号の行き違いを行います。

 

続いて本命。

  3002D 特急南紀2号 名古屋 行 キハ85系5両

最終日のはじまりです。熊野市駅で上下の普通列車に挟まれた様子が見られましたが、ここで撮影しました。朝早いにもかかわらず、見送っている方々が見られました。私もその1人でした😅

 

続いて、新宮方へ走り始めました。新宮を越えて、三輪崎あたりでいいかな、と思っていましたが、どうせなら撮ったことがない那智駅へ行こう、と思い、那智駅へ訪れました。

  2326M 🚲普通 紀伊勝浦 行 227系SS09編成

紀伊勝浦行の普通列車が接近。通学を目的に運行されている列車なのでしょうか。

 

しばらくして…。

  2323M 🚲普通 新宮 行 227系SS09編成

紀伊勝浦駅で折り返してきた車両が新宮行の普通列車としてやってきました。新宮に車両基地があるわけではありませんが、新宮を運行拠点にしているような車両運用となっていますね。

 

それから、お目当ての列車が接近。

  回3004D  回送     キハ85系5両

南紀4号の送り込み回送です。これが最後の送り込み回送。まさか日差しが差してくるとは思わず、天気雨となりました。

 

続いて、おまけ列車。

  66M 特急くろしお16号 新大阪 行 283系HB601編成

南紀4号の送り込み回送の続行で運転されているくろしお16号です。またもHB601編成。先日見た編成と同じでした。

 

反対側ホームに回りまして、南紀4号を狙います。

  3004D 特急南紀4号 名古屋 行 キハ85系5両

那智駅にゆっくりと入線してきました。茶色くなっていることが多かったキハ85のスカートでしたが、ふき取ってくれたのか、雨のおかげなのか、だいぶ汚れが落ちていました。

お宮風の駅舎を交えて。駅舎の朱色と車両のオレンジ帯がいい感じだと思いました。

 

続いて、南紀1号ですが、時間に余裕があるので北上。今回は賀田駅にしました。

  3001D 特急南紀1号 紀伊勝浦 行 キハ85系5両

南紀1号はスカートが茶色くなっていました😅8号で帰ったのちに洗浄作業をうけるそうなのですが、前面の洗浄は行わないようで、スカートの汚れはしばらく落とせれていないようです。

 

続いて、南紀81号のダイヤでHC85系の送り込み回送が通過するだろう、と予想していましたが、運転間隔に空きがあるので、一度尾鷲市内に行って、食料を調達してきました。

 

コンビニで軽食類を購入後、再び賀田駅に。

  回***1D 回送    HC85系D202編成

予想通り臨時列車スジでHC85系が送り込まれました。この日はまだ回送列車ですが、その日の翌日には南紀号として走る車両。なんだか新鮮な気持ちになりました。

 

賀田駅の行き違い線にはキハ25形が停車しており、HCの送り込み回送が通過後に出発。臨時列車がない日もここで時間調整をするそうです。普通列車は臨時特急よりも格下の存在なのですね。

 

続いて、南紀3号を狙いました。

  3003D 特急南紀3号 紀伊勝浦 行 キハ85系5両

三木里駅ですが、駅構外の歩道から撮影。三木里駅構内でも撮影者がいましたが、ここはそこから死角に当たる場所なので、先に来ていた人には迷惑は掛かっていないと思います。意外と列車を至近で撮れるポイントはあるものですね。

 

南紀6号を狙おうと移動しましたが、残念ながらポイントに到着する前に通過したようで…。海岸に沿うように走る峠道では思った通りに走れないので仕方がありません😅安全第一。

 

続いて、南紀5号を狙いました。気分的にも折り返したかったので、さらに北上。尾鷲や紀伊長島を越えて、大内山の手前、というとこまでやってきました。

  3005D 特急南紀5号 紀伊勝浦 行 キハ85系5両

42号と至近で並走する区間にて。トリプルヘッダー部分しか映っていませんが、これもこれでいい記録かな、と思います。なんか、連結器が解放されているように見えますが、気のせいなのでしょうか。

 

再び下道で北上。83号や84号の時刻で回送列車が通過すると予想を立てていましたが、なかなかいいポイントが見つからず、栃原駅にしようとも思いましたが、少し納得ができず、多気駅近くまでやってきました。

  回3003D 回 送    キハ85系5両

回3003Dの延長運転です。予想していた通り、南紀84号の時刻で通過していきました。普段、こんなところにキハ85系の回送が走るわけがないので、これを見て本当に今日で運行終了なのか、としみじみと感じていました。

高山線の宮カーブとは完全に同様ではないですが、走り去っていく姿を見送ることができます。長いようで短い、見届け時間でした。

 

続いて、またもHC85系の送り込み回送を狙うために再出発。カーナビに従って走行すると多気駅の前を通るのですが、まだキハ85系の回送の姿が見えました。これはチャンス!

反対列車の快速みえ号が雨の影響で遅れていたらしく、当列車は行き違い待ちをしていたようです。伊勢運輸区の建物があり、そちらにJR東海のロゴがありました。言葉では表しにくい何かが心にしみました。

 

多気駅周辺でキハ85系の回送を見送った後は、六軒駅に移動しました。

  回***3D 回 送    HC85系D201編成

HC85系の回送列車2本目です。南紀号は通常3本で回していますが、そのうちの2本が新宮で朝を迎えるので、2本を送り込む必要がありました。かつては鵜殿駅まで貨物列車が走っていたので、8両で送り込むこともできたのではないか、と思いますが、4両編成を2本の列車で送り込まれました。時間を空けて走行させれば、新型車両の広告にもなるので、これはこれでいいのかな、と思います。我々マニアにとっても1日で2度も見られるわけですし。

2本目ですが、こちらが翌日の南紀2号として走行した車両です。賀田駅で見ていた車両は南紀4号に充てられたそうです。時刻が違えど、運用通り、といったところでしょう。

 

対向の普通列車が入線。これが紀勢線でも当たり前の後継になるのですね。

 

信号が変わってから新宮駅に向かって出発。先ほどの賀田駅で見た送り込み回送もそうでしたが、久しぶりに本線を走るHCを見ました。それだけHCになってからひだ号を見ていなかった、ということですね。ちょくちょく見に行かなくては。

 

南紀8号がありますが、ここから紀伊勝浦までは2時間かかる場所まで戻ってきています。眠気のピークはすでに過ぎていましたが、再び北上。中勢バイパスを一部走行し、津ICから高速道路を走行。19時すぎに名古屋市内まで戻ってきました。暗くなってはいましたが、多気駅で味わった思いを思い出し、八田駅に訪れました。

  5283レ DF200-201 [愛]牽引

関西線は少し遅れているようで、「Ai-Me」が牽引する白ホキ列車を見られました👍熊が牽引する白ホキ列車を見る機会は何度かあったはずですが、ようやくにしてしかもスペマ機で少々ビックリしました。あとはセメントタキを牽く姿を撮れれば、熊運用で走るすべてのパターン(コンテナ・石油・白ホキ・セメント)を撮れたことになります。あとはイベントで赤ホキを牽くようなこともあるのか、少し気になります。牽いたら牽いたで、話題になりそうですね。

 

そして、最終便。南紀7号が接近です。

  3007D 特急南紀7号 新宮 行 キハ85系5両

12・13番線に多くの方が集まった影響に依り、6分遅れで名古屋駅を出発したそうです。本当にこれが最後のキハ85系による定期列車。さようならキハ85号が運転されたあと、臨時列車で使用されたり、予備として一部車両を残すかはわかりませんが、これでキハ85系が見られる日常は終わりとなりました。八田駅では数名が携帯端末を使用し、撮影されていました。一部区間ではありましたが、車内は満員御礼状態だったらしく、写真でも賑わっている姿を伺えます。風景は残念ながらあまり見えないとは思いますが、それぞれキハ85系に対して、最後の想いを込めて乗車されていたと思います。

 途中、鹿との接触があり、15分遅れで新宮駅に到着したそうです。新宮に到着後、深夜に名古屋へ向けて回送列車となって折り返してきて、未明には名古屋車両区へ入区したそうです。私が定期観察をしに来ると、その最終便・南紀7号の車両が留置されているのを確認。定期のキハ75系の入換を済ませたあと、編成をバラすために入換をしていました。再掲となりますが、写真を添付します。

東8番線にはキハ85系ではなく、HC85系が南紀1号に備えて留置。定期列車の出庫位置である東5~7番線にもHCが留置され、完全に新しい時代となっている、と感じられました。

仕業2番線に入線し、南紀号としての役目を終えた南紀7号として走った編成。最後は大変な旅路だったと思いますが、最後まで走り切りました。ご苦労様でした。

 

 定期観察で興味を示しだし、沿線へ何度も足を運んで撮影したり、いざ乗車してみたりした、そんな車両がいつものように見たり、乗れたりすることができなくなりました。JR東海の特急型車両の礎となった車両が6月30日をもって引退しました。もう少し活躍した姿を見たかったと思いますが、30年を過ぎた経年車です。丁寧なメンテナンスで車両故障を起こすことがあまりなかった車両だったと思いますが、やっぱり傷んできている箇所もあると思います。その他にも落石事故にあったり、災害で運行できなくなったりと、順風満帆で活躍できたわけではなかったですが、無事に定期運行を終えました。大迫力のエンジン音を唸らせ、幹線をぶっ飛ばしたり、峠を越えたり、カッコいい車両でした。その車両がいたことを私の記憶の中に残しておきたいと思います。長らくの定期運行、お疲れさまでした。ありがとうキハ85系。

最後までお読みいただきありがとうございます😊