こんばんは🌇あかでこと申します。
とうとうキハ85系が現役から引退しようとしています。JR東海の気動車特急の顔と言えばキハ85系。その代名詞の車両が見られなくなるとは残念です。思い残しをないように…、と撮ったり、乗ったり、実際に触れ合えてきましたが、もうまもなく触れ合うこともかなわなくなります。さて、今回は恐らく最終乗車になるだろう、ありがとうキハ85系南紀号の上りコースに参加してまいりました。
それでは振り返りつつ投稿してまいります。
7時15分頃、熱田駅にクルマを留置。自宅に帰る余裕がないと判断して熱田駅のコインパーキングに留め置きました。名古屋駅でもよかったのですが😅
今回のツアー用きっぷは、200km以上だからか、名古屋市内から乗車できるようなので、市内ならどの駅でもいいようです。何も知らずに金山-名古屋間のきっぷを出してしまって少し損してしまいました。
名古屋までの乗車電車は311系G5編成でした。まさか311系を引き当てるとは思ってもみませんでした。ベースである211系の存在が感じられる車両で、個人的にもお気に入りの車両になっています。こちらもキハ85系と同様に引退が刻一刻と近付いています。最近は廃車が発生していませんが、もし大垣区にも315系が投入となれば、廃車が再開されるのかもしれません。
名古屋駅に到着。12番線にはすでに南紀1号が入線済。
乗車号車は3号車。まさかのキハ85-1117でした。以前、南紀号で紀伊勝浦まで行ったとき、帰りに乗った車両がキハ85-1117でした。ここでまた乗車したとはなんとも奇遇です。
そんなこんなで、名古屋駅でゆっくりする時間もなく、列車に乗り込んで出発。今回は新宮を目指します。
途中、伊勢鉄道線で南紀2号とすれ違いながら南下。指定席は満席で、自由席にも立ち客がおり、指定席のデッキや通路に立ってよいという放送まで流れていました。そのため、乗降に時間を要し、数分遅れで運転していました。
10時前、ツアー参加者にお弁当の配布が行われました。
八百彦の仕出し弁当ですが、今回は南紀号にちなんで、愛知や三重、和歌山の名産を盛り込んだものとなっていました。内容は多くも少なくもないのですが、割と満足できるものでした👍別に折り返し列車での配布でもよかったと思いますが、乗せ降ろしが発生するので往路で配ったのでしょう。
途中、紀伊長島駅で対向の南紀4号待ち合わせのため、数分の停車します。ここで一部の方が、一時車両から降りて記念撮影。私ももれなく参加しました😅
3001D 特急南紀1号 紀伊勝浦 行 キハ85系5両
定期南紀運用はすべてトリプルヘッダーで運転されているようです。南紀4号を入線する姿を撮影することも頭によぎりますが、入線後すぐに出発だったとおもったので、すぐに列車に戻りました。
それからおよそ1時間半、新宮駅に到着。
ここでみなさま昼食の足しや観光に出かけられると思うのですが、私は真っ先にタクシーに乗車。鵜殿駅に行ってまいりました。
40分ほどの待ち時間があり、待機に少し苦労しました。駅のトイレは古いものですが、使用可能なので用を足すことは可能でした。駅では管理駅の熊野市駅から遠隔で列車撮影の注意喚起が不定期で放送されていました。ほぼほぼ私しかいない状況だったので、私だけに直接言われているのか、とも見れる状況でした。
9085D 特急ありがとうキハ85系南紀号 新宮 行 キハ85系6両
朝に見た編成が旅行先でも見られる幸せ。小話ですが、この列車、新宮方が1号車となっています。現行では名古屋方が1号車となっていますが、デビュー当時は新宮方が1号車だったそうです。
南紀号の新宮幕も見る機会がないので、この機会に。
それから少しして、南紀6号が通過。
3006D 特急南紀6号 名古屋 行 キハ85系5両
行きに乗ってきた車両たちが折り返してきました。洗浄作業を受ける機会がないのか、ありがとうキハ85系南紀号編成に比べて、スカートが汚れています😅
帰りはタクシーではなく、普通列車に乗って新宮駅に戻りました。列車を待つ間はホームで朝買った枝豆を食べていました。
しばらくして、普通列車が定刻通り到着。乗車編成はM114編成でした。キハ85系のエンジンも心地よくて最高なのですが、キハ25のエンジン音も負けたものではありません。ターボの音がたまりません。
駅に到着すると、ありがとうキハ85系南紀号編成が新宮駅留置線で待機中。1番線はくろしお号、2番線は紀伊長島行きの普通列車、3番線は新宮止まりの私が乗っていた列車が入線するため、一時的に入換をしたようです。
駅から出て、ひとまず留置線方へ歩いていきました。
新宮では運転士さんが、出発前に点検。入火状態で留置しているようですが、下りと上りで運用が違うのでしょうか。
キハ25の入換と南紀3号が到着するといよいよ入換開始です。
こ線橋はないのですが、3番線に入線するため、高山駅を思わすように紀勢線の本線に入線します。場内信号機はトンネルの外、熊野川橋梁にわたるか渡らないかくらいのところにあるので、トンネル内も新宮駅構内のようです。
乗車時間もあるので、再び新宮駅に戻ります。
乗車車両はキハ84-204。おそらく初めての南紀用車両です。先述した通り、本来5号車の乗車位置ですが、当列車では号車番号が逆付けになっているので、2号車が来ているのもユニークなので撮ってみました。
入口にはこんなステッカーとこのために開放された車販準備室が公開されていました。何もない様子と少し暗いのが相まってが現役車両であるのに博物館に展示された車両なのか、と少し寂しい気持ちにもなりました。
見慣れた暖色系のシートではなく、灰色のシート。今までひだ用車両ばかり乗ってきましたが、シートの座り心地の違いに驚かされました。見た目同じなのに、南紀用車両のシートの方が座り心地がいいのです。もしかしたら、座席自体もマイナーチェンジをしていたのかもしれませんね。これは普通の椅子としても使いたい。
走行中、観光地では低速で運転してくれました。一瞬で通過してしまう新鹿の海岸もこのときはゆっくり眺められました。
紀伊長島駅では南紀5号と交換。南紀用車両から反対列車の南紀号を見られる幸せ。
車内の広告枠にはこ2日間の為だけに用意されたポスターが掲示されました。全車両のものも見たかったですが、ただでさえ移動してくる人が多く感じたので、控えることにしました。
定番?の記念フレーム。今回は車両が長いため、この2フレームしか見られませんでしたが、他のものもあったのかもしれませんね。
車内放送イベントや、記念品の配布が行われ、途中、南紀83号と離合し、エンジン音が子守唄となり、ウトウトするときもありながら、キハ85系とふれあいながら名古屋駅に到着。みなさん、車両区へ回送するところを見送られていましたが、私は東海道線ホームに移動して、普通列車に乗り熱田駅へ。ここでも311系でした。自分も忘れるなと言わんばかりに311系が主張しているような気がします。久々に311系も撮りに行きたいと思わさせてくれました。
熱田駅に到着して、クルマを出して名古屋車両区へ。
ありがとうキハ85系南紀号編成は東10番線に留置されていました。到着線は東11~13番線であることが多いのですが、到着後にここへ入換されたのでしょうか。いい感じに夕日がキロ85-3を照らしていました。
関西線では…。
快速みえ号が通過。こちらの車両、撮るばかりで久しく乗っていないし、指定券を発行したことすらないので、機会があれば快速みえ指定席に乗ってみたいと思います。全車普通車なので、あんまり違いはないですが😅
少しして、南紀84号だった車両が東13番線に入線して、入換作業員さんに交代し、入換。
仕業2番線に入線して留置。このあと、南紀7号として再び出区するので清掃スタッフが大勢待機していました。1往復多く運転されますが、それに合わせて1本追加で運用しなくてもいいように運用が組まれているようです。
これにて、今回の旅行はおしまいです。
初めて買った鉄道模型の車両セットはキハ85系。幼少のころ、初めて乗った時はあのエンジン音が頭から離れなかったです。9年前の10月、キハ85形に施されたラッピングはすごく印象的で、その頃の画像データはほとんどなくなっていますが、その写真だけは残っています。そして、定期観察を始めた2年弱ほど前、短キヤの送り込み回送があるか確認するために行き始めた向野橋、そこでキハ85系の入換を撮り始め、気付けば、それが行くときの楽しみになっていました。今ではキハ85系をこよなく愛すファンの一人となりました。南紀号として走るのはあと4日、キハ85系のフィナーレまであと2週間ほどとお別れの時間が刻一刻と近づいています。これまで当たり前のように見られた光景が見られないと思うと寂しく感じますが、気持ちよくお別れができればな、と思います。塩っぽい終わり方になりましたが…。
最後までお読みいただきありがとうございます😊