ノロウイルス まとめ【ノロウイルス 概略】
◆一般にいうノロウイルスとは、「カリシウイルス科」の「ノロウイルス属」に属する「ノーウォークウイルス」のこと。
◆一本鎖RNAウイルス。エンベロープを持たない。ウイルス粒子は直径30~38nmの正二十面体。
◆ノロウイルスはヒトの小腸に感染し、十二指腸から小腸上部の腸管上皮細胞で増殖し、糞便中に排泄される。
◆ヒトの小腸以外では増殖しない。
◆ノロウイルスは、二枚貝の中腸腺に濃縮されるが、二枚貝の体内では増殖しない。
カキは1日に240L以上の海水を吸引・ろ過する。
◆85℃1分の加熱で失活する。
◆ノロウイルスは乾燥に強い。20℃では約1ヶ月生存する。水中でも長期間生存できる。
◆下水処理や上水処理では失活しない。
◆10~100個のウイルスで感染が成立する。
◆潜伏期間:12~72時間。
24~48時間くらいが多い。
◆家庭ではタオルを共有しない。
◆子供の吐物処理には必ずビニール手袋を使用する。
【ノロウイルス感染症の疫学】
◆11月~3月に多い。特に、12月>1月>2月の順に多い。
◆食中毒の患者数の約7割を占める。
◆日本では年間500万人程が罹患すると推定されている。2006~2007年のシーズンでは約1,000万人程度が罹患したと推定されている。
【手洗い、アルコール手指消毒】
◆ノロウイルスは、水のみの手洗いで約100分の1に減少する。
◆液体石鹸を用いた手洗いでは約1000分の1に減少する。
◆エタノールによる手指消毒で約10分の1に減少する。
【生食用のカキとノロウイルス】
仙台市の調査によると...
10月は安全性が高い(ノロウイルス陽性率はわずか)。
生食用カキでのノロウイルス陽性率は、
11月 3%
12月 10%
1月
30% 2月
35% 3月 10%
市販生カキ中のノロウイルス陽性率(厚労省)
2000/2001シーズン~2003/2004シーズンの4シーズン
生食用 12.9%
加熱加工用 24.4%
【便・吐物のノロウイルスの個数】
便1gにはノロウイルスが10億個程度、吐物1gにはノロウイルスが100万個くらい存在する。
糞便中へのノロウイルス排泄量は、有症者の54%が便1gあたり1億個以上との報告がある。
【不顕性感染】
◆不顕性感染者のノロウイルス排泄期間はおおむね13~15日。
◆糞便中へのノロウイルス排泄量は、便1gあたり1千万個と報告されている。
【食品従事者とノロウイルス感染者の休職期間】
「大量調理施設の衛生管理マニュアル」では、
ノロウイルス感染者の休職期間は「ノロウイルスの排泄が陰性になるまで」とされている。
【ノロウイルスの迅速キットは感度が良くない】
PCRと比較して6割ぐらいの感度しかない。
ノロの人が10人いても4人は見逃す。
【ノロウイルスの糞便中への排泄期間】
◆概ね、1~2週間。
◆ただし、乳幼児や高齢者では1ヶ月強排泄が見られる例がある。
◆7週間排泄されたとの報告もある。
◆食品従事者のデータでは、糞便中への排泄が陰性になるまでの期間は、
7日以内:53%
8~10日:19%
11~15日:19%
16~20日:5%
21~26日:4%
(最長は26日)
【ノロウイルスと死亡例】
ノロウイルスによる感染性胃腸炎単独で死亡することはないが、高齢者で嚥下障害がある場合、吐物を気管支へ誤嚥して誤嚥性肺炎で死亡する場合がある。
【韓国とノロウイルス】
◆韓国では750万トンの糞便等を海洋投棄している。
◆韓国産二枚貝はノロウイルスが含まれているという理由で、米国FDAは韓国からの二枚貝を輸入禁止している。
◆韓国では大都市圏以外ではキムチを作るのに井戸水を利用している場合も多く、2012年末には韓国産キムチの750トンがノロウイルスに汚染されていたが、多くは日本などへ輸出された。日本では民主党政権により、韓国産キムチの検疫が撤廃された。
◆韓国産キムチの輸出先の8割が日本。
【ネコカリシウイルス】
「カリシウイルス科」-「ベシウイルス属」に属する。
ノロウイルスによく似た性質をもっている。
pH5以下やpH10以上では、長期間生存できない。
市販のアルコール手指消毒液でクエン酸を含むものは、おおむねpH5程度であり、30分程度と時間がかかるが殺菌効果あり。

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