Pip-tale -168ページ目

冷エタ、タイヨウ

薄いレモン色の光を放つ、太陽。
この時の太陽は寒い夜の月よりも冷たい。
ただ心ばかしの光を放ち、温かさは一っ欠片もよこしちゃくれない。

今日そんな太陽の昇った朝は、冷凍庫の中のよう。
冷凍庫の中に広がる空は、薄い水色から薄いヒヨコ色に変わり、
遠くの地平線に着く頃には、薄い紫に変わって広がった。

ナナカマドの黒い枝、紅い小さな実が際立つ!

海を渡った小包

私の大好きな遠くの国から、
私の大好きな可愛い街から、
ちっちゃな小包届いたよ♪

ちっちゃなお店の店員さんは
きっと、近くのあの郵便局で
ちっちゃな小包送ったよ

郵便局のお姉さん今日も
長蛇の列を、目の前に
きっと鼻歌うたうたいながら
ちっちゃな小包量ったよ

小包きっと飛行機のって
丸い窓を覗いたよ

Pip-tale


ねこ足

このテーブルはよく走る!
カップやお皿をカチャカチャならし、
おまけにスプーンを吹っ飛ばし、
それでも全然おかまいなし

追いかけっこに走り幅跳び
なぜねこ足かって聞かれたら?
そんなの全部出来るため!
何でもしたいに決まってる
Pip-tale-ねこあし