前夜、財布の中が乏しかったから、勤務先の近くのコンビニのATMに立ち寄った。
うちの会社は、その日が給料日だ。
明細をみると、給料が入ってる。
忙しかった時期だっただけに、先月よりも多めだ。
がんばってよかった。
家の最寄駅を降りて、薬局へ。
コンタクトの液が切れそうだったので、買い溜めしようと立ち寄った。
レジで金額を言われ、財布から金を出そうとすると…
あれ!?!
おろしたはずのお金がないぞ…?
おろした金額は五万円。
翌日が結婚式だったのもあり、少し多めにおろしたのだ。
あまりの衝撃に、手足が軽く震える。
とりあえず薬局に払う金額は持っていたので、会計を済まして外へ。
明細とカードはちゃんとある。
金だけない。
ひどい。
とりあえず、おろしたATMがあるコンビニに電話してみた。
結果は、大丈夫だった。
ATMが金をそのまま取り込んだようだ。
めちゃくちゃホッとした。
週明けには口座にもどった。
音楽聞きながら、ボーッとATMに行かないように!!
という教訓を得ました。
みんなも気をつけて。
本編はこっから。
お久しぶりです。
がいあんです。
いきなりだけど、俺は大学の頃にソフトボール部に所属していた。
入部したのは、何も所属しないと友達ができないと思ったからだ。
そこで、俺はかけがえもない8人と出会った。
それからというもの、遊んだり、授業を受けたりと、行動はソフト部の誰かとってのが多かった。
あれから8年以上の月日が経った。
みんな就職し、別々のところで働いている。
2人は田舎に帰ってしまったが、俺を含めた7人は関東にいる。
就職しても、俺らの関係は変わらなかった。
よく遊び、よく一緒に過ごした。
なんでもギャンブルにした。一時期、カラオケでも金を賭けたりもした。
何やるか決まらなかったときはじゃんけんに委ねたりもした。
もちろん、多少のイザコザは何度かあった。
といっても、イザコザのほとんどには俺が絡んだものだった。
俺はすぐに感情的になる。簡単に言うとわがままなのだ。
学生の頃は、今以上にわがままで自分勝手だった。
こんな、すぐに感情的になる俺を扱うのは難しいだろうなぁ。
そんな俺をも見放さず、これまで一緒に過ごしてくれた8人。
その中の1人が結婚することになった。
そいつはとてもマイペースだけど、みんなに平等に優しくできるすげー奴。
マジメな面もあって、ギャンブルするときの書記はいつもやってくれてる。
O型のくせに、細かいことが気になるのも彼らしさ。
そんな、幼い顔をして純真な心を持った彼が、一番乗りに結婚した。
いろいろと、思うところが同じだったところもあり、彼に彼女ができるとき、よく報告を受けていた。
「どうしよう~!」
彼女と出会って、付き合うまでの間に、これを何度聞いたかな。
報告や相談のほとんどは電話だったけど、純粋な彼の表情は手に取るようにみえた。
ずっと楽しそうに笑ってた。
羨ましい気持ちもあったけど、付き合い始めたと報告を受けたとき、とても嬉しかったのを覚えてる。
報告を受けた日の夜は、ソフト部で飲んだよね。
平日の月曜なのにさ。
それが二年前。
そして彼は結婚した。
ソフト部には、結婚式での余興が依頼された。
正直、めんどくせーって気持ちもあったけど、嫁さん直々に言われたことと、我らのノリの良さにより、軽く承諾。
内容も、話の流れでAKBのヘビロテを踊ることになった。
ダンスなんかやったことないのに…。
それは結婚式の4ヶ月前に決まった。
それから結婚式までの間、10回以上もスタジオを借りてレッスンした。
後半には、田舎に帰った2人もレッスンに参加した。
新郎である彼も、余興に混ざることになったので、一緒にレッスンした。
ダンスもスポーツと一緒で、同じことをしていても、出来不出来に差が大きくでた。
それでもみんな頑張った。
正直、このレッスンではいろいろ感じるところがあった。
一時期は、本当にやる気がなくなってしまった。イライラもした。
それでも、みんなで頑張れた。
披露宴での本番では、最高のパフォーマンスができたと思う。
新婦も、他の立席者たちも、手拍子して一緒に盛り上がってくれた。
何より、やってるこっちがとても楽しめた。
終わったとき、なんとも言えない達成感があった。
始まる前は緊張のせいで、あんなにもご馳走や会話が進まなかったのに。
何より、9人で一つのことをやり遂げたってのが大きかった。
今まで、かなりの時間を過ごしてきたけど、こんなことなかったし。
大学ではソフト部だったけど、俺は部活に対しての熱がなかったしなー。
俺だけかもしれないけど。
挙式、披露宴、二次会、何度号泣しかけたかわからないね。
何度かは実際に号泣しちゃったけど。
俺の感情的な性格は、涙もろいってのもあるからね。
二次会の最後は新郎からのコメントで締めた。
そのとき、挙式や披露宴では我慢してた彼が号泣してた。
目の前にいた俺は、もらい泣きしそうになって場所を移した。
純粋な彼が、大勢の前で声を出して泣いた。
それから、二次会会場を退場するまで、彼は泣き続けた。
あの日は一日中、幸せな空間でした。
おめでとう。
うちの会社は、その日が給料日だ。
明細をみると、給料が入ってる。
忙しかった時期だっただけに、先月よりも多めだ。
がんばってよかった。
家の最寄駅を降りて、薬局へ。
コンタクトの液が切れそうだったので、買い溜めしようと立ち寄った。
レジで金額を言われ、財布から金を出そうとすると…
あれ!?!
おろしたはずのお金がないぞ…?
おろした金額は五万円。
翌日が結婚式だったのもあり、少し多めにおろしたのだ。
あまりの衝撃に、手足が軽く震える。
とりあえず薬局に払う金額は持っていたので、会計を済まして外へ。
明細とカードはちゃんとある。
金だけない。
ひどい。
とりあえず、おろしたATMがあるコンビニに電話してみた。
結果は、大丈夫だった。
ATMが金をそのまま取り込んだようだ。
めちゃくちゃホッとした。
週明けには口座にもどった。
音楽聞きながら、ボーッとATMに行かないように!!
という教訓を得ました。
みんなも気をつけて。
本編はこっから。
お久しぶりです。
がいあんです。
いきなりだけど、俺は大学の頃にソフトボール部に所属していた。
入部したのは、何も所属しないと友達ができないと思ったからだ。
そこで、俺はかけがえもない8人と出会った。
それからというもの、遊んだり、授業を受けたりと、行動はソフト部の誰かとってのが多かった。
あれから8年以上の月日が経った。
みんな就職し、別々のところで働いている。
2人は田舎に帰ってしまったが、俺を含めた7人は関東にいる。
就職しても、俺らの関係は変わらなかった。
よく遊び、よく一緒に過ごした。
なんでもギャンブルにした。一時期、カラオケでも金を賭けたりもした。
何やるか決まらなかったときはじゃんけんに委ねたりもした。
もちろん、多少のイザコザは何度かあった。
といっても、イザコザのほとんどには俺が絡んだものだった。
俺はすぐに感情的になる。簡単に言うとわがままなのだ。
学生の頃は、今以上にわがままで自分勝手だった。
こんな、すぐに感情的になる俺を扱うのは難しいだろうなぁ。
そんな俺をも見放さず、これまで一緒に過ごしてくれた8人。
その中の1人が結婚することになった。
そいつはとてもマイペースだけど、みんなに平等に優しくできるすげー奴。
マジメな面もあって、ギャンブルするときの書記はいつもやってくれてる。
O型のくせに、細かいことが気になるのも彼らしさ。
そんな、幼い顔をして純真な心を持った彼が、一番乗りに結婚した。
いろいろと、思うところが同じだったところもあり、彼に彼女ができるとき、よく報告を受けていた。
「どうしよう~!」
彼女と出会って、付き合うまでの間に、これを何度聞いたかな。
報告や相談のほとんどは電話だったけど、純粋な彼の表情は手に取るようにみえた。
ずっと楽しそうに笑ってた。
羨ましい気持ちもあったけど、付き合い始めたと報告を受けたとき、とても嬉しかったのを覚えてる。
報告を受けた日の夜は、ソフト部で飲んだよね。
平日の月曜なのにさ。
それが二年前。
そして彼は結婚した。
ソフト部には、結婚式での余興が依頼された。
正直、めんどくせーって気持ちもあったけど、嫁さん直々に言われたことと、我らのノリの良さにより、軽く承諾。
内容も、話の流れでAKBのヘビロテを踊ることになった。
ダンスなんかやったことないのに…。
それは結婚式の4ヶ月前に決まった。
それから結婚式までの間、10回以上もスタジオを借りてレッスンした。
後半には、田舎に帰った2人もレッスンに参加した。
新郎である彼も、余興に混ざることになったので、一緒にレッスンした。
ダンスもスポーツと一緒で、同じことをしていても、出来不出来に差が大きくでた。
それでもみんな頑張った。
正直、このレッスンではいろいろ感じるところがあった。
一時期は、本当にやる気がなくなってしまった。イライラもした。
それでも、みんなで頑張れた。
披露宴での本番では、最高のパフォーマンスができたと思う。
新婦も、他の立席者たちも、手拍子して一緒に盛り上がってくれた。
何より、やってるこっちがとても楽しめた。
終わったとき、なんとも言えない達成感があった。
始まる前は緊張のせいで、あんなにもご馳走や会話が進まなかったのに。
何より、9人で一つのことをやり遂げたってのが大きかった。
今まで、かなりの時間を過ごしてきたけど、こんなことなかったし。
大学ではソフト部だったけど、俺は部活に対しての熱がなかったしなー。
俺だけかもしれないけど。
挙式、披露宴、二次会、何度号泣しかけたかわからないね。
何度かは実際に号泣しちゃったけど。
俺の感情的な性格は、涙もろいってのもあるからね。
二次会の最後は新郎からのコメントで締めた。
そのとき、挙式や披露宴では我慢してた彼が号泣してた。
目の前にいた俺は、もらい泣きしそうになって場所を移した。
純粋な彼が、大勢の前で声を出して泣いた。
それから、二次会会場を退場するまで、彼は泣き続けた。
あの日は一日中、幸せな空間でした。
おめでとう。