7月中旬、兵庫の実家の母から電話がありました。

「この間から咳と痰がずっと続くから、いつもの内科に行って、レントゲン取ろうってなってん。そしたら、胸のあたりにモヤモヤって白くなってるとこがあったんや。それで、すぐにもうちょっと大きい病院でCTを取ってもらったんや。その結果が今日出て、隣りの市の◯◯総合医療センターでちゃんと検査した方が良い言われたから、来週に行ってくる」と。

突然の事で、母だけの話しを聞いても分からないことが多く、病院に付き添ってくれた義理の妹に電話し、ここまでの経緯を聞かせてもらいました。


私の実家は、人口4万弱の小さな市。医療機関も充実していなく、紹介してもらった病院も車で1時間近くかかるような不便なところです。


7月末に医療センター病院の呼吸器内科にて検査を受け、8月初めの結果…「肺のあたりに4センチ位の腫瘍があり、これが良性か悪性かを調べるため1泊2日の入院でCT下生検をやりましょう」とのことでした。


前縦隔腫瘍っていうらしいのですが、肺の腫瘍?最悪、肺がん?と考えていたので、前縦隔?という聞いたことない名前に不安は高まります。

これまでの検査には、実家の近くに住む弟夫婦が付き添ってくれましたが、この生検は、私の夏季休暇に合わせてもらい、付き添うことにしました。10日ほど休みを取ったので、入退院の前後の母と一緒にいれて良かったです。


そして、1週間後の検査結果…「腫瘍が良性か悪性か判明できない。よって、PET検査、MRI検査を受けてもらいたい」でした。

この検査で分かると思っていたので、本人も家族もえっ⁈でした。

「2つの検査のうち、PET検査は京都にある病院でしか受けられません。当院は呼吸器内科しかないので、呼吸器外科がある病院で検査してもらってください」と。


早速、検査予約をし、翌週に2日間にわたって検査を受けました。

その結果…「最終結果は、胸腺腫と判断であり、当医療センターは呼吸器内科しかなく、胸腺腫の手術が出来る呼吸器外科を紹介します」と。

やっと出た結果は胸腺腫。


胸腺腫は、100万人あたり5人ほどの発症率で稀な腫瘍だそうです。

幸い、母の腫瘍は良性腫瘍で転移もなく、局所なので、手術をした方がいいから、また京都の呼吸器外科を紹介してもらうことになりました。

83才の高齢なので、手術が出来るかどうかは分かりませんが…


まだまだ、母この稀な病気と戦うことになります。

誰よりも不安なのは、母自身。

支えていきたいです。