愛をください。
“もしも私の頭が白菜だったとしてもあなたは私を愛せますか”
今夜は眠らずにこの花束を眺めていたい気分です。
寝てしまって忘れてしまいそうな言葉を波縫いしています。
意図も二重にして。
水をあげ続けてきた“美咲”が枯れました。
土にかえる日が来たのです。
腸の中まで知り尽くした信頼関係よりも
“今日”という一日を精一杯咲いた“美咲”から
たくさんのことを学びました。
どの水が一番キレイだなんてわからない。
水の世界も複雑
食道を通過し腎臓を通過し流れていく。
いつか必ず流れていく。
お水の世界
利用して利用されて
裏切って裏切られて
“銀座の天然水”も流れていった
目の前にある花束が
365日を“ありがとう”に変える力
泥まみれだからこそ響いた声や届いた言葉と引き換えに
ハゲ親父に3本の毛を
ちょい悪親父にツンデレ返しを
バブルを語るジジイにDSを
私に花束を
夢と諭吉を追いかけて
夢に近づき諭吉を追い越さなかった
堂々と生きたいから
堂々とイキタイ
“もしも左耳にとうもろこしぶら下げててもあなたは私と一緒に歩いてくれますか”