紅葉は見頃かな、と、最近気もそぞろになっていました。一昨年かな、伏見稲荷から東福寺まで紅葉を見に歩きました。昨年は骨折して秋はやっと杖をついて平地を歩けるにすぎませんでした。今年は何とか歩ける気がして、伏見稲荷がある東山を東福寺まで稜線を歩きたいなあ、との思いが募っていました。

11/14 

東山の南端は桃山御陵よね、と伏見の南端から歩きはじめました。杖代わりの長傘を突きながら。桃山城の西端を通り道なりに上がって行きました。広い道、豪邸が並ぶところを感心しながら延々と歩いて行きました。かなり歩くと一度行って今回の目当てにしていた

 

桓武天皇陵

にたどり着きました。桓武天皇柏原陵とのことです。

 

後ろの樹木の形が前方後円墳を横から見たような形になっていたので、時代が違うわ、と心で突っ込みを入れながら静けさを楽しみました。

稜線を行くつもりでしたが北上はできないので迂回するために一旦西の方へ降りて行きました。しばらく参道を歩くと又北へ行けました。

 

普通のお家で楽しい飾りがあったのでパチリ。

狸、鶴、亀などが塀を守っていました(#^.^#)

 

 

このお家も楽しい。奥の方にある長椅子は『町角ベンチ』でしたか表示があり、誰でも座れるようになっていました。座りたかったけれども、進むのが第一目標でしたので断念。

 

これからがアップダウンのある道でした。

住宅街の角にある祠。京都の町は以前から街角に良くあります。

 

ブラタモリで伏見城のお堀の跡などを訪ねていらっしゃったところだわ、などと思いながら

稜線らしきものを探しながら行きましたが、北端で急な坂になって落ち込んでいました。弱い足では転がり落ちそうで傘で踏ん張って降りました。すると何と大岩街道に出ました。びっくりしました。住宅街と思ってたところは、以前、焼き物を形作った時に乾かす黒い棚がずらっとあったところでした。

 

大岩街道

 

 

広い道が大岩街道で、JR奈良線の高架下は以前は車一台がやっと通られる丸いトンネルでしたが。すると、ここは京阪藤の森駅の近くでした。ここから北上しても昼過ぎになり紅葉はきれいでないな、と思って続きは次回にしました。やっぱり朝の光が紅葉は一番きれいですもの。

 

11/22

 

ずっと前、大徳寺塔頭のお坊さんから『京都の紅葉か一番きれいなのは20日どす。』と聞いていましたが、今年は暑くて一週間遅れる、とのこと。間に合ったわ、とほくそ笑みながら藤森駅から再開しました。

 

 

鴨が疎水を泳いでいました。琵琶湖から南禅寺を通りここまで流れて来た琵琶湖疎水です。岸辺の桜並木の紅葉はもう一つでしたね。

 

周りは深草小学校の活発な児童活動の一つで、なかよしワークという異年齢の縦割りグループで校外学習が行われており、伏見丘陵を求めて東の方へ歩きだした私といくつかのグループが遭遇しました。やっと北上していくと、瓦を作って棚に並べている会社がありました。そういえば、近くに瓦町があったなあ、と嬉しくなりました。直ぐに

十二帝陵

と看板があったので寄ってみました。

 

そうそうたる天皇を祀ってありますね。

 

しばらく歩くと何か見覚えがある感じがしてきました。

宝塔寺

二、三度行ったことがあります。

 

 

門の中を撮ってみました。

 

 

いい感じです(#^.^#)

 

源氏物語の夕霧のエピソードが書かれています。

 

 

 

更に進んでいくと、又祠が。そう深草は特に多いですね。

 

伏見稲荷

おお、見えて来ました。赤い建物、伏見稲荷です。

 

 

たくさんの外国人、七五三の家族連れが歩いていました。

 

 

たくさんの絵馬が掛けられています。

 

 

拝殿や本殿。初詣では全く近寄れませんが。

 

 

奥の方が本殿ですね。

 

 

 

少ない時を狙って撮ってますが倍はおられます。8、9割は外国人です。

 

 

本殿裏北側からさらに北上しました。どんどん東福寺方面から外国人のグループが歩いて来られていましたが、

 

一筋西側のこの看板がある通りは誰も通っていませんでした。不思議です。

 

 

私の好きな旭姫のお墓があるお寺南明禅院。『おんな太閤記』でピン子さん演ずる秀吉の妹旭がせんだみつおさん演じる夫と別れさせられて徳川家康の正妻にさせられるのは本当に可哀想でした。前回も載せています(^^♪

 

 

 

 

南明禅院の並びにある別の塔頭の葉が色づいてたので。

 

ついに到着

東福寺

 

門を入ったところにある紅葉

左隅にあるのが『東司』 右側に 三門 国宝ばかり。

 

 

三門

 

 

東司

 

臥雲橋

生活道路なので無料とのことです。

 

 

これこれ、これが毎年見たいのです。何度か前方にある通天橋も渡りましたが臥雲橋から見るこの景色は毎年見たいです。鬼平犯科帳の最後で出て来ますね。

 

 

 

 

近くにはよさげな緋毛氈の台で食べられる風情あるお店があり、引っ掛かりました。

 

きつねうどんとまったけご飯のセット。あったかくて足も疲れていたのでほっとしました。

 

進むと出口辺り

 

 

こちらもいらっしゃる方々が。

 

京阪電車東福寺駅から電車に乗って六分、七条、五条、三駅目祇園四条へ。

 

四条大橋から。

 

二日とも雲一つない良い天気でしたが、お昼を回ると雲が出てきましたね。

 

以前は良く、漁師の方が網を打たれてましたが、最近は見ませんね。

良い気候になりました。川の傍を歩くのも気持ち良いこと。