このところ、タクシードライバー時代の話を書いていますが、

みなさんから、一代記が書けるとか、色々なエピソードがあるでしょう。とか言われます。


昔から、文章を書くのが好きで、色々な雑誌に投稿して、掲載されたものも、結構な数あります。

良い思い出です。今、ブログに書くことが楽しいです。


色々なネタを書いています。

お料理も、料理雑誌に、簡単な料理や、美味しいお店紹介しました。

1997年、週刊文春「抱腹、立腹」というコーナーに掲載された話をそのまま写してみます。




       転落の人生?


   私、この頃だいぶ増えてきてはいますが、

   まだまだ「あら女の人」と珍しがられる、女性タクシードライバーです。

   当初懸念したセクハラなどもなく、楽しく乗務しています。

   先日、たまたま知人をお載せする機会がありました。

  「亭主と別れたのか?」「あの家売れよ」「お前の人生、花だった時あるのか?」などと、

   一方的に言われながら車を走らせました。

   疲れ始めた頭には、ただ言葉が空回りしているだけです。

   次の日、目が覚めると同時に、無性に腹が立ってきました。そして思わず笑ってしまいました。

   タクシードライバーになるということ、特に女性がなるということ。

   絵に描いたような転落ドラマや不幸の影と即座に結びつけてしまうその単純さ……    




こんな文章が載りました。本名で載せていますので、よくお会いする若いお医者様、毎週読んでいて、

すぐに気付いたと次にお会いした時に「あれ、あなたでしょ!」と言われた。

しょっちゅうお会いする先生で、私のこともよく知っていたので、大笑いされました。


この頃、面白い雑誌もなくつまらないですね。