今日は、アナウンサー吉田尚記さんの「なぜ、この人
と話をすると楽になるのか」を読んでみた。
アナウンサーの吉田さんは自分のことを「コミ障」とよび、問題なく話せるようになるまでの克服プロセスを丁寧に説明してくれている。
会話に困る場所といえばエレベータであり、コミュニケーションをうまくとることは、「エレベータで知らない人と2人きりになってもきつくなくなること」と説明している。ある程度コミュニケーションの技術を身に付ければ、エレベータはそんなにつらい場所ではなくなる。情報の質や内容なんてどうでもいい。エレベータ内の十数秒の価値は、コミュニケーションが円滑になされた場合によってのみ図られる。スムーズに言葉のやりとりができ、その場を楽にすごすことこそが第一である。
著者がコミュ障を克服した3ステップは
1 自己顕示欲がなくなった
2 コミュニケーションは「ゲーム」なんだと気付いた
3 盤面解説ができるようになった
2 コミュニケーションをゲームととらえると、当然ルールや技術があり、練習して磨いていけば誰でもコミュニケーション能力を向上させることは可能である。
3 コミュニケーションがをゲームととらえると、プロの棋士が棋譜を盤面解説するように「この質問だっ たらこう受けるのがベスト」「この答だったらこっちに話を振ったほうがいいい」とか分析できる。
コミュニケーションというゲームのルールを以下のように説明している
1 敵味方に分かれた「対戦型ゲーム」ではなく参加者全員による「協力プレー」
2 ゲームの敵は「気まずさ」
3 ゲームは「強制スタート」、エレベータに乗り合わせたとたん、コミュニケーションのゴングが鳴る。
4 ゲームの勝利条件は、ゲームに参加しているプレーヤー全員が元気になる、テンションが上がる、そういうポジティブな結果になること
1 コミュニケーションゲームは「対戦型ゲームで」はなく、「参加者全員による協力プレー」である。相手を言い負かすとか、自分だけが気持ちよくなることを求めません。相手が気持ちよくなれば自分も気持ちよくなる。相手が楽なら自分も楽だという一蓮托生のゲームである。
2 ゲームの敵は「気まずさ」、敵は相手ではなく、プレーヤー同士お互いを守りながら、気まずさを回避するゲームである。目の前にいる相手は敵ではなく、協力プレーの仲間なんだと自分一人で勝手に解釈すればいい。
3 人間として生まれた以上、いつでもどこでも始まってしまう強制ログインのゲームです。生きている限りログアウトできないゲームです。
ゲームの勝利条件
ゲームの勝敗を分けるのはとてもシンプルで、コミュニケーションをとったあとに元気が出るか、精神的に疲れてしまうかどうかです。ゲームに参加しているプレーヤー全員が元気になる、テンションが上がる、そういうポジティブな結果がコミュニケーションのゴール、得点シーンです。
ゲームの技術
①コミュニケーションに100%はないが、できるだけうまくいくよう確率を上げていく方法は、たった一つ、人にしゃべらせる。、これだけです。まず聞くことがあって、相手にしゃべってもらって、その話を聞く、コミュニケーションゲームをより楽にプレーする基本です。コミュ障の克服方法は、自分がいかに喋れるかではなく、まず相手の話を興味を持って聞ける、さらに言えば技術「ほめる」 「驚く」 「おもしろがる」を血肉化する。協力プレーを旨とする会話においては、自分の意見は要らない
②会話はサッカーの「トラップ・パス・ドリブル」にたとえることができる。
トラップ・・・話を全部聞く、感想を持つ、この2つだけ
パス・・・質問する
ドリブル・・・自分の話をする
感想
この本を読んで一週間、職場等で意識して使ってみた。コミュニケーション能力自体に即効性ははないが、気まずさを回避するための参加者全員による協力プレーだと捉えることで、その場を客観的にみることができるようになった。引き続き、トラップ・パス・ドリブルを意識しながら、ゲームの技術を磨いていきたい。
