彼の気持ちよりも、わたしの気持ちの方が、圧倒的に強いと思う。
K君は、セックスに、わりと淡白だ。
当然、セックスは好きなのだと思うけれど、そこまで重きを置いていない。
しなくても平気。そんなかんじ。
わりと若いのにね。
そっけない態度をとられると、燃えてしまうのは世の常。
わたしは、いつも、K君に欲情する。
一緒のベッドで眠って、セックスしなくても平気であろう彼。
(とはいっても、いつも、わたしが手をだすので、本当にしなくても平気なのかは不明!)
あの夜も、当然、欲情してしまって。
わたしは、彼に快楽を与えるために、唇と舌と喉を使う。
快楽のため息がこぼれそうになったとき、「いれる?」と聞かれた。
わたしは、ドキリとしてしまったことを隠すように、「でも、クチが好きでしょう?」と聞いた。
「そうだけど・・・いいじゃん。」
「じゃぁ、入れなくていいの?」と言われて、わたしは、反応してしまう。
彼の言葉の裏側。
そうだった。彼は、いつも、平然と、わたしに関心がない顔をしている。
そして、時々、あらわれるシャイな顔。
それまでの欲情が、じゅわーっと、とてもとても、やわらかい感情になった。
愛しさがこみあげてきた。
そのときのセックスは、特別だと感じたよ。