しばらくして
診察室の中に入るよう
名前を呼ばれました。




1年ぶりにお会いしたスマイル先生も
心配そうな顔をなさっていました。




スマイル先生「どうなってるか、 ちょっと診ましょう・・・」




すぐに患部を見られました。
スマイル先生も看護師さんも
真剣な表情でした。



そして 今から治療に入るとしての
説明をされました。



先ずは 私の乳癌に合った抗がん剤で
乳癌を出来るだけ縮めましょうと。



もちろん 抗がん剤の効き方は人それぞれで
打ってみなければ分からないと言われました。



それでも1日でも早く
抗がん剤治療を始めないといけない状態との事。



1日でも早く抗がん剤を打ちたい私
どうせ抗がん剤を打つなら
最大級の効果を発揮したい・・・



実はその乳腺外科に行く数日前から
インターネットで
『腫瘍内科』
『腫瘍内科医』
の存在を知って調べていました。



「乳腺外科で始まる治療を確認した後に
今の私が腫瘍内科に行って
抗がん剤を選んでもらう事が可能なのか?」



乳腺外科を出てから
調べ回った結果 分かった事
(当時の私の置かれた環境では)
乳癌の人は 乳腺外科に受診するしか有りませんでした。



という事は
病院(乳腺外科)を変わると
また初めから検査をし直さなければならないと。
(大学病院は 毎回 1日がかり。私の体力を考えると
到底 無理な状態でした)



という事は
今 出ている検査結果も治療法も全く同じで
乳腺外科を変わる意味がない事。



スマイル先生や その病院の看護師さん達は
私の事を覚えて下さってて
案じ続けていて下さっていた事。



「よし!スマイル先生の病院で
抗がん剤治療を始めよう!!!」



私は決めて 直ぐに予約の電話を入れました。




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