彼の め
彼の め
いちど 世界に絶望した め
そこから希望を見つけ出して
なんとか信じて
それだけ信じてきた
そんなかんじがする。
その め が笑うから
切なくもあるし、
わたしはそれが
愛おしいのです。
そのなんともいえない
まわりに 噛み付くような
人間臭さ に
あたしは救われて
おもいをまた募らせる、
彼の め と 笑顔 が
あたしの世界の希望。
かぜ
たとえばだれも見たことないものを
あたしはのぞんで
描いてみたりしたこの手も。
愛おしさにあふれ
たまらなく零れたため息で
あなたの名前を呼ぶこの声も。
耳も、目も、なにもかも。
あたしは、
あたしとして、
生きることを選んで
生まれてきたから。
もうすべて思いもどおりなんだって。
だから大切なんだって。
だいすきなんだって。
愛してるんだって。
そんなかんじ、
必要か不要か
突き詰めたさきが
きみじゃないんだ。
突き止めたいのは、欲求。
100にしたいだけなの、
理性をぶっ飛ばしたところで、
そうだよ?
食欲だって睡眠欲だって、
自己啓示欲だって、
もちろん性欲もだよ?
だから必要だったの、きみのてが。
と気付いたわたしは、
どこにいけばいいんだろう。
欠落しているのは、そこ。
家族と友人以外で
守りたい存在に出会ったことがない。
きみも。
ごめんなさい、ね、
moc
うた と、え と、ことば を
そとにだすこと。
披露してカタチにすること。
たくさんの笑顔のまえで。
つめもかみもくちびるも
まつげもチークもきらきら。
ドルマンのカタチの
ワンピースと黒のスニーカー。
靴したは赤かな。
いろんなところへ出かけて
挑戦しよう。



